宮沢りえ、文豪トルストイの長編大作に挑む! 主演舞台「アンナ・カレーニナ」上演決定!!
舞台「アンナ・カレーニナ」ストーリー
19世紀ロシア。美しく魅惑的な社交界の華アンナ・カレーニナは、著名な政府高官の夫カレーニンと1人息子と共にサンクトペテルブルクに暮らしていた。
ある日、モスクワを訪れたアンナは、若き青年将校ヴロンスキー伯爵と出会う。一目で引かれ合う2人。熱烈なヴロンスキーからのアプローチを拒絶し続けるアンナだったが、自分の心を偽ることができず、ついにヴロンスキーと恋に堕ちる。
カレーニンは妻アンナの気持ちと行動を知りつつ、体面を保つために妻に忠告するにとどめていたが、当然心中穏やかではいられない。そんな夫にアンナは、堂々と「ヴロンスキーを愛している」と告げるのだった。
若くして結婚したアンナにとって、それは“初めての恋”にほかならなかったのだ。カレーニンとの離婚が成立しないまま、アンナはヴロンスキーとの間に娘をもうけ、一緒に暮らし始める。
だが、社交界の掟を破ったアンナに周囲が注ぐ視線は、当然冷たい。ヴロンスキーとの愛に全てを捧げる覚悟を決めていたアンナだったが、次第に精神的にも追い詰められていく。
一方、アンナの兄オブロンスキーは、自身の浮気が原因で妻ドリーとの夫婦仲が危機に瀕していたが、アンナの取りなしでどうにか事なきを得ていた。
オブロンスキーの若き友人リョーヴィンはドリーの妹キティに一度求婚するも、ヴロンスキーに夢中だったキティにあえなく振られ、田舎で農地経営に精を出していた。
キティもまたヴロンスキーへの淡い恋心を踏みにじられ、愛を信じられなくなっていたが、勇気を出したリョーヴィンからの2度目のプロポーズを受け入れる。
リョーヴィンとキティは真実の愛を手に入れ、地に足の着いた暮らしを始めるのだった。不安定なアンナを支えるヴロンスキーには、母が勧める縁談が持ち上がっていた。
疑心暗鬼にかられたアンナは朦朧と街をさまよい、自ら列車の前に身を投げる。
8月7日(金)~9月3日(木)東京・Bunkamuraシアターコクーン
9月10日(木)~13日(日)京都劇場
<スタッフ>
原作:レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
上演台本・演出:フィリップ・ブリーン
翻訳:木内宏昌 美術・衣装:マックス・ジョーンズ
企画・製作:Bunkamura
<キャスト>
宮沢りえ、宮沢氷魚、白洲迅、川島海荷、西尾まり、
片岡正二郎、深見由真、金子岳憲、高間智子、富沢亜古、
真那胡敬二、山本龍二、大空ゆうひ、吹越満、段田安則ほか