<佐藤健>今度は連続殺人事件の容疑者役に!「護られなかった者たちへ」映画化
中山七里の傑作小説「護られなかった者たちへ」が、主演・佐藤健で映画化されることが決定。2020年の公開に向けて、佐藤らキャスト陣が作品への思いを語った。
ヒューマン・ミステリーの最高峰を主演・佐藤健で映画化!
本作は、“どんでん返しの帝王”の異名を取り、2020年に作家生活10周年を迎える中山によるヒューマン・ミステリーの最高峰。2011年3月11日の東日本大震災に端を発して起こった、ある出来事から現代へと続く物語が展開する。
2021年に発生から10年の節目を迎える被災地の今の姿とともに、この国の社会格差、理不尽な真実をも包含しながら、社会性とエンタメ性を兼ね備えた骨太な作品となる。
主演の佐藤が、ヒット作「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(2017年)の瀬々敬久監督と再びタッグを結成。共演には阿部寛をはじめ、日本を代表する演技派キャストが集結した。
佐藤が演じるのは、連続殺人事件の容疑者・利根泰久。阿部は、その利根を追う刑事・笘篠誠一郎役。2人の顔合わせは、「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」(2010年)以来となる。
さらに清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都らも出演。「64-ロクヨン-前編/後編」(2016年)を大ヒットさせ、血の通った人間を描くことで定評のある瀬々監督がメガホンを取り、脚本は林民夫が担当する。
映画「護られなかった者たちへ」ストーリー
東日本大震災から時を経た現代の宮城県内の都市で、全身を縛られたまま放置され、餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生する。被害者たちはそれぞれ善人、人格者と言われていた男たちだった。
宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎(阿部)は、2つの事件からある共通項を見つけ出す。捜査線上に浮かび上がった容疑者は刑期を終えて出所したばかりの利根泰久(佐藤)、31歳。
知人を助けるために放火、傷害事件を起こして服役していた元模範囚だった。
犯人の決定的な確証がつかめない中で、新たな第3の事件が起こり…。裁かれなかった罪と罰、正義が交錯した果てにあったのは、あまりに切なすぎる真実だった。