“テレワーク演奏”で日本にエールを! 33人のホルン奏者&68人のオーケストラが演奏を披露
5月8日に放送される「ららら♪クラシック」(毎週金曜夜9:00-9:30、NHK Eテレ)では、特別企画として第一線で活躍する音楽家たちが新たな“テレワーク演奏”を行う。
新型コロナウイルスの感染拡大によって外出が制限される今、家に閉じこもり、人と会うことができない日々に不安を感じている人に、「クラシック音楽の力で『希望の火』を灯したい」と音楽家たちが2週にわたって音楽でエールを送る。また、コンサートの中止が相次ぐ中、最新のテクノロジーを使ってファンに音楽を届けようと奮闘する演奏家たちを紹介。
今回、ホルン奏者33人による期間限定ユニット・Japan Horn Soundが、グスターヴ・ホルストの名曲「木星」をアレンジし、テレワークで演奏を披露する。
さらに、出演するN響首席ホルン奏者・福川伸陽と、新日本フィルハーモニー交響楽団の山口尚人がコメントを寄せた。
福川は演奏の苦労を「(テレワーク演奏は)誰かの音を聴きながら演奏するという、いつもの手法が使えないので難しかったです。これで皆の音が合わさってどうなるんだろうというのは、収録したものが流れるのを、僕ら自身、非常に楽しみにしています」と語った。
また、これまでに公開した「テレワークでパプリカやってみた!」という動画が、100万回以上再生されるなど話題となった新日本フィルハーモニー交響楽団が、総勢68人でジョアキーノ・ロッシーニの「ウィリアム・テル」を演奏する。
山口は「これまで私たちがやってきたテレワークオーケストラは、楽しく合わせていこう、演奏していこうという方向性だったのですが、今回はちょっと違ったコンセプトでお送りできればなと思い、『ウィリアム・テル』に挑戦します。これまでのテレワークオーケストラで演奏した曲と違って、テンポが一定ではありません。要するに、テレワークだと合わせるのが至難の業という領域の楽曲にチャレンジします。練習では全員苦戦しました。テンポがないのがやはり一番大変なところです。本当に大変です」と挑戦を語った。
さらに、5月15日(金)の放送では国内外で活躍するアーティストから、番組へ寄せられたメッセージと演奏を紹介。自宅などで撮影したコメント動画や貴重な“おうちライブ”の映像が登場する。
毎週金曜夜9:00-9:30
NHK Eテレにて放送