映画「ひまわり 50周年HDレストア版」6月1日より全国順次公開、夏木マリほか著名人よりコメント到着
イタリアを代表する俳優のソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが競演し、日本でもヒットを記録した映画「ひまわり」が、2020年で50周年を迎えるのを記念し、「ひまわり 50周年HDレストア版」として6月1日(月)より全国順次公開されることが決定した。
本作は、ネオレアリズモの名匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督が、たがいに思いながらも、戦争によって引き裂かれた夫婦の姿を、ヘンリー・マンシーニによるテーマ曲に乗せて描き出す、悲しき愛の物語だ。
1970年、ハリウッド大作がひしめくなかで公開された本作は、当時イタリア映画としては異例にヒットし、1970年の日本洋画興行ランキングで5位を記録した。それ以来、何度も劇場公開され、映画ファンの心をつかんできた。
イタリア本国でもオリジナルネガが消失しており、ポジフィルムしか存在しない本作は、2011年、2015年に続き、今回3回目の修復を日本で行い、現時点で世界最高の状態となってスクリーンに帰ってくる。
この度のHDレストア版公開に際して、夏木マリ、井上順、假屋崎省吾、桂由美よりコメントが到着した。
夏木マリ(女優・歌手)
これまで何度か修復された名画、私も何度、見たことだろう。ラストはいつも涙……。
V.デシーカ、ソフィア・ローレン、M.マストロヤンニ、H.マンシーニの顔ぶれは圧巻であり、何時も愛と事実と平和を教えられる。
今回のHDレストア版が待ち遠しい……。
井上順(俳優・エンタテイナー)
情熱の魂、ソフィア・ローレンと哀愁たっぷりマストロヤンニが帰ってきた!!
切なくも甘い、レトロな愛にまたしても、しびれた。
“Viva、ソフィア&マルチェロ”
假屋崎省吾(華道家)
見はるかす輝くばかりのひまわり畑。
ヘンリー・マンシーニの哀愁に満ちた旋律に、思わず心はわしづかみにされる。
愛という希望と戦争という絶望、時代を超越してさん然と輝く映画史上最高の金字塔が、今、新鮮さをもってよみがえった。
さぁ、見逃してはならぬ。
桂由美(ファッションデザイナー)
ソフィア・ローレンが、ひたむきにひとりの男を愛する女の美しさを見事に演じています。
ニューヨークでのインタビューで、彼女が私に語った「愛があれば何でもできる」のひと言が、今、なつかしく想い出されます。
(敬称略/順不同)
6月1日(月)より全国順次公開
出演:ソフィア・ローレン マルチェロ・マストロヤンニ リュドミラ・サベーリエワ
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
音楽:ヘンリー・マンシーニ
公式サイト: himawari-2020.com
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