映画「ひまわり」初日来場者特典DVD「ヴィットリオ・D」の本編映像初解禁
6月1日(月)より全国順次公開される、ヴィットリオ・デ・シーカ監督、映画「ひまわり 50周年HDレストア版」の一部の上映劇場にて、初日来場者特典として先着1000人にプレゼントされるDVD「ヴィットリオ・D」の本編映像が初解禁となった。
この日本未公開のドキュメンタリー映画は、ネオレアリズモの名匠デ・シーカ監督が手がけた名作たちのメイキング映像や各作品の名場面とともに、クリント・イーストウッド、ウディ・アレン、マイク・リー、ケン・ローチ、ソフィア・ローレンらがインタビュー出演を果たしている。
この度解禁されたのは、そのドキュメンタリー映画から、C・イーストウッド、W・アレン、S・ローレンがデ・シーカ監督の功績や、愛すべき彼の人がらを語りつくす場面だ。
デ・シーカ監督の功績を語るひとりとしてイーストウッドは、本当に欲しいカットだけを撮影し、巧みに映画を構成する彼を“意図通りに行える優秀な監督”と称賛し、「“必要以上に撮りすぎない”などのアイデアを、彼から盗んだ」と明かす。さらに、何度もタッグを組んだ3人、デ・シーカ、マルチェロ・マストロヤンニ、ローレンについても語っている。
デ・シーカ監督の「ふたりの女」(1962年)で主演を務めたローレンが、その年のアカデミー賞主演女優賞を獲ったときを振り返り、「女優人生で最高の瞬間だった」と語る場面も収録されている。そのほかにも、その映画でローレンに対し、「忍耐強く泣かないように。涙が目に浮かぶ程度に」とデ・シーカ監督が演出指示を出している様子も映し出される。愛する人に会ってもなお、涙を流さずに汽車に飛び乗る、“強い女性”を思わせる姿に切ない気持ちにさせられる、名シーンの裏側だ。
また、デ・シーカとマストロヤンニが笑顔で会話する写真が何とも微笑ましく、キャスト同士が撮影の合間を楽しそうに過ごす姿など、貴重な映像ばかりが詰まっている。
「ヴィットリオ・D」は、デ・シーカが創り出す作品に、世界中が魅了されてきたことを決定付けている。
6月1日(月)より全国順次公開
出演:ソフィア・ローレン マルチェロ・マストロヤンニ リュドミラ・サベーリエワ
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
制作:カルロ・ポンティ
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:ヘンリー・マンシーニ
1970年/イタリア/ I GIRASOLI/ビスタサイズ/107分/モノラル2.0ch
提供:メダリオンメディア
配給:アンプラグド
2020年/日本/98分/カラー/ステレオ
※特典DVDの配布劇場は公式Twitterにて告知
@himawari2020jp
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