5月30日(土)に全国放送される完全リモート制作のドラマ「ホーム・ノット・アローン」(夜2:05-2:15、NHK総合)。
同番組は、連続テレビ小説「スカーレット」(2019年9月~2020年3月、NHK総合)のスタッフと“朝ドラ”俳優である桜庭ななみと松下洸平が出演する“リモートドラマ”。
在宅勤務中の一人暮らしのマンションのドアが壊れ、部屋に閉じ込められてしまったアパレル会社の女性・田中くみ子(桜庭)と休業中の居酒屋店員・常林(松下)が、ひょんなことからテレビ電話を通じて出会い、距離を縮めていく姿を描く。
5月18日~23日にNHKの関西地域向けにて2分間5本の“ショートドラマ”として放送された同番組だが、「スカーレット」の公式Twitterにて全国放送を望む声が多く寄せられたこともあり、全国放送に。5本を再編集した10分版が放送される。
リモートドラマ制作の背景を制作統括の小川徹氏は「 “自分の仕事が不要不急なのではないか”と悩む人々の気持ちに寄り添い、『次の出番が来るまでがんばろう』という気持ちや『離れていても一人じゃないよ』ということを伝えたい、という思いで制作しました。でも、重要なのはリモートで作るという手法とドラマの内容や伝えたいメッセージが一致していることだと考えました。そこで、リモートでのドラマ制作にあたり、今回のようなリモートで男女が出会い、互いを励まし、メッセージを送りあうという内容がふさわしいと考え制作しました」と語った。
出演者らへの演出指導について、連続テレビ小説「スカーレット」の演出も担当した泉並敬眞氏は「特にお願いはしなかったのですが、“自分の仕事が不要不急なのではないか”と悩む人々に寄り添えるようなドラマにしたいというこのドラマの意図を改めてお二人に確認させていただきました。また、松下さんには大阪市内の居酒屋を取材して感じたことなどを伝え、演じていただきました」と明かした。
下に続きます