“和央ドラキュラ”が告白!「血を吸うのは癖になりそう」
ミュージカル「ドラキュラ」が東京・東京国際フォーラム・ホールCと、大阪・梅田芸術劇場・メインホールで上演されるにあたり、7月21日、都内で制作発表記者会見と囲み取材が行われ、出演者の和央ようか、花總まり、安倍なつみ、小西遼生、鈴木綜馬が登壇した。
同作の原作は、ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」。物語は、ドラキュラ伯爵に会うため、トランシルバニアの城へとやってきたイギリス人青年・ジョナサンの婚約者・ミーナの写真に、ドラキュラ伯爵が心引かれたことから始まる。ドラキュラ伯爵は、ジョナサンの首から鮮血を吸い、若々しい姿へと生まれ変わって、イギリスへと旅立つ。そこでドラキュラ伯爵はミーナに接近すると、ミーナもまたドラキュラ伯爵に心引かれていくという禁断の恋をつづる。一方で、ドラキュラ伯爵を退治しようとするヴァン・ヘルシングたちとの戦いも描く。
ドラキュラ伯爵を務めるのは、元宝塚のトップスター、和央ようか。これまで、同作は世界各国で上演されてきたが、女性がドラキュラ伯爵を演じるのは世界でも今回が初めて。そこで、和央のために書き下ろされた新曲「I HAVE A CHOICE(選ぶべきもの)」を和央は会場で披露。また、ミーナを演じる、元宝塚の娘役トップであり、和央とコンビを組んでいた花總も劇中の楽曲「IF I HAD WINGS(翼があれば)」を歌い上げた。
世界初となる女性がドラキュラ伯爵を演じることについて和央は、「普通の男優さん、女優さんに出せないものを、宝塚を辞めて5年経った私だからこそ出せるものがあったらいいなと思います」と心境を明かす。また、和央のドラキュラに対して、花總は、「(安倍が演じる)ルーシーを襲う姿が、ちょっとドキドキするセクシーさがあって(笑)、見入りました」とコメントする一方、安倍は、「(和央は)女性なのか男性なのか分からなくなってしまうくらい、ドラキュラにしか見えないんです(笑)」と、“和央ドラキュラ”に魅了されている様子。さらに、「どんな人の血を吸いたいか」という記者からの質問に、和央は、「稽古でいろんな方の(血を)吸っていますけど、とても楽しい(笑)。癖になりそうです」と笑って答えた。
また、和央は、「(作品を)見終わって劇場を出られた方が、男とか女とか考えないで、ああいうドラキュラ伯爵がいたらいいねとか、もう一度会ってみたいねというふうに思ってもらえるようなドラキュラを描き出せたら」と意気込みを語った。
8月20日(土)~9月11日(日)東京・東京国際フォーラム・ホールC
9月15日(木)~18日(日)大阪・梅田芸術劇場・メインホール