三姉妹の勇姿を劇団鹿殺しがロックに歌い上げる!
ことし1月、東京・本多劇場に初進出し、全ステージ満員御礼となった劇団鹿殺しの夏の新作が、青山円形劇場にて7/28(木)からスタート。夏の女優祭りと題し、「岸家の夏」を上演する。
柔道場で生まれ育った岸家三姉妹の夕子、陽子、朝子。九州のとある郊外で柔道場と接骨院をして生計を立てている岸家では、三女の朝子が父親の意思を継ぎ柔道をしている。次女の陽子は大学在学中、同級生と結婚し都会で暮らす日々。ある日、何事にも現実的かつ慎重な長女の夕子が、「婚活終了」を宣言。朝子は恋仲にあった柔道部コーチに妻子がいる事実を告げられ、陽子は出戻ってくる。三姉妹はその晩、父親と初めて酒を飲み、家族の再出発をお祝い。だが、翌日、母の遺影とともに父親は姿を消してしまう。
現代の女性の雄々しくも愛おしい生きざまを、鹿殺しならではの歌やダンスを交えたオリジナル音楽とライブパフォーマンスで見せていく最新作。猫のホテルの千葉雅子、ナイロン100℃の峯村リエといったそれぞれの劇団のみならず、客演、ドラマ、映画など幅広く活躍している演技派女優を迎え、丸尾丸一郎の脚本、菜月チョビの演出で家族愛&人間愛を描いていく。人生に迷い疲れ立ち向かう三姉妹の勇姿を、音楽劇としてどう展開していくかも見どころだ。
東京公演:7/28(木)~8/7(日)青山円形劇場
大阪公演:8/19(金)~21(日)ABCホール