新川優愛、役作りについて「“影の部分”を出したいと思いました」<探偵・由利麟太郎>
役作りについて「“影の部分”を出したいなと思いました」
――ドラマの企画・台本を読まれた時の感想をお教えください。
すごく重いお話だなと思いました。単なるサスペンスではないというか、殺人があって事件があって。登場人物の過去や抱えている事情、さまざまな要素が絡んで、重たいお話だなと思ったのと同時に、こういった複雑な重さのあるお話は経験させていただく機会が少なかったので、楽しみだなと思いました。
――演じられる日下瑠璃子は、どんな人物ですか?
台本を読んで、とてつもなく“かわいそう”だなと思いました。とにかく周りがひどいので(笑)。瑠璃子役は、幼少時代、少女時代、私と3人いるんですが、みんなそれぞれかわいそうで(笑)。撮影の合間に、それぞれの瑠璃子さんと「大変だね…」「かわいそうだよね」って話しましたね。
――瑠璃子をどのように演じようと思いましたか?
いろいろと背負っているものがある女性です。感情を出しても、無駄だと思っている、どこか人生を諦めているような…そういった“影の部分”を出したいなと思いました。
――横溝正史ミステリー「探偵・由利麟太郎」作品についての感想をお聞かせください。
世界観がおもしろくて、独特だなと思います。横溝作品の独特さに、吉川さんがどんなお芝居をされるのかなというのを楽しみに現場に入りました。最初は緊張もしていましたけど、「あ、こんな風に由利麟太郎を演じられるんだ…」と、そういった部分も楽しみながらの現場でした。
――撮影現場での様子をお教えください。
吉川さん、志尊さん、田辺さんのバランスがすごくおもしろいなと思いました。みんな、全然タイプが違うんですけど、向いているところは同じで。何か引かれ合うものがお三方にあるなと思いました。見ていると、笑っちゃいけないんですけど、リハーサルでは吹いてしまったり(笑)。
3人そろうとなんだか、チグハグなんだけれども、チグハグのまんま、なんだかんだハマっていくお三方がとてもおもしろいなと思いました。