高校生たちの言葉にできない心の叫びが溢れ出す…松本穂香主演「君が世界のはじまり」予告映像が解禁
松本穂香の主演映画「君が世界のはじまり」が、7月31日(金)から全国で公開。予告映像とポスタービジュアルが解禁となった。
メガホンを取るのは、2016年に短編小説「えん」で第40回すばる文学賞佳作を受賞したふくだももこ監督。彼女の原点である二本の短編小説「えん」と「ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら」を再構築し、一本の映画にするプロジェクトが実現した。
予告映像が解禁
ある帰り道、ふざけながら自転車を押して並んで歩くえん(松本)とナリヒラ(小室ぺい)、廃墟と化した立ち入り禁止の旧講堂で授業をさぼり、たばこを手にするえんと琴子(中田青渚)、学校帰りに寄ったショッピングモールでどしゃぶりの雨をやり過ごすえん、ナリヒラ、岡田(甲斐翔真)の3人、ショッピングモールの非常階段で暇を持て余す伊尾(金子大地)と純(片山友希)。
解禁された予告映像では、誰もが一度は経験したことのある、青春の刹那的な時間が次々と映し出されていく。懐かしくもあり、この瞬間にしか得られない特別なものでもあり、時に息苦しくも感じる青い春そのもののような時間だ。
それぞれの印象的なせりふとともに映し出される映像の中、「この町は、一方通行の思いばかりだ」という言葉を皮切りに、退屈な町で燻る高校生たちの溢れる想いが交差しはじめ、ある事件が発生する。
希望と絶望を同時に抱く彼らが、その思いを爆発させた時、一体何が起きるのか。まさに、彼らの“世界のはじまり”を予感させる映像に仕上がっている。
ブルーハーツの名曲を使用
さらに今回、予告映像の中ではスナックを経営する琴子の母親役・江口のりこや、純の父親で娘に無視を決め込まれる古舘寛治らキャストの姿も明らかになっており、ネクストブレイク必至の若手俳優らとともにどんな物語を紡ぐのか、期待が高まる内容に。
あわせて解禁されたポスタービジュアルでは「ブルーハーツの歌声で、やっと息ができた」とある通り、劇中では「人にやさしく」「キスしてほしい」など、彼らの思いを象徴するかのようなブルーハーツの名曲を使用。
世代を超えて愛される名曲の数々が、少年少女たちの言葉にできない心の叫びを、切なく、熱く、見る者の胸の奥に届けている。
7月31日(金)からテアトル新宿ほか全国ロードショー
出演=松本穂香
中田青渚、片山友希、金子大地、甲斐翔真、小室ぺい
板橋駿谷、山中崇、正木佐和、森下能幸
江口のりこ、古舘寛治
原作・監督=ふくだももこ
脚本=向井康介
(C)2020『君が世界のはじまり』製作委員会
※古舘寛治の「舘」の正式表記は舎に官