危険な断崖で生活するシロイワヤギに密着!
7月31日(日)にNHK総合にて放送される「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」は、北アメリカ・ロッキー山脈、標高2000mの切り立った断崖にすむ「シロイワヤギ」に迫る。
「シロイワヤギ」は、足をちょっとでも踏み外したら谷底へ真っ逆さまという崖を、勢いよく駆け下りたり飛び跳ねたりできる。その秘密は足のつま先にあるひづめにあり、V字のように大きく開いて岩の角を挟み込み、踏ん張ることができる。また、初夏に崖の高いところで生まれた赤ちゃんは、母親と共に早くも崖を歩き回り、目の前に立ちはだかる岩に登ることで岩登りを覚えていく。
そもそもこのヤギが崖での生活にこだわる理由は、山のふもとではエルクやバイソンなどの体の大きい草食動物がたくさん暮らしているためにえさ場をめぐる争いではかなわないからだという。さらに、夏の暑さが大の苦手で、むしろ残雪がある標高の高い崖の方が快適に過ごすことができる。その上、断崖にいればコヨーテやクマなどの肉食動物が侵入してくることも少ない。
番組では、「シロイワヤギ」が群れの団結力で厳しい冬を乗り越えたり、天敵の襲来から身を守ったり、知恵を振り絞って険しい崖を生き抜く姿に、1年間にわたって密着する。
「シロイワヤギ 崖っぷちこそ理想の住まい」
7月31日(日)夜7:30-8:00 NHK総合で放送