<ハケンの品格>“無気力新入社員”な杉野遥亮 デビュー4年“ブレーク間近”の存在感見せる
篠原涼子主演の新ドラマ「ハケンの品格」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)でちょっと“残念”な新入社員・井手裕太郎を演じる杉野遥亮(すぎの・ようすけ)にじわじわと注目が集まっている。6月24日放送の第2話では「めんどくせー」「僕、会社向いてないかも」とつぶやく無気力っぷりで話題を呼んだ。(※以下、ネタバレがあります)
同作は、スーパー派遣社員・大前春子の活躍を描いた「ハケンの品格」(2007年)の続編。
膨大な資格とスキルを武器に腕一本で生き抜く“最強派遣社員”大前春子(篠原)が、「働き方改革」「高齢化」「副業」「アウトソーシング」「AI導入」など、“令和時代の新たな働き方”に立ち向かっていく。
第2話では、新卒派遣社員の千葉小夏(山本舞香)が派遣社員としてのやりがいに悩む展開が描かれた。
正社員と同じようにバリバリ企画立案の仕事を担うことこそが“仕事のやりがい”ではないかと考える小夏。主任の浅野(勝地涼)に頼み込み、商品開発の企画書づくりに携わることに。
部長の宇野(塚地武雅)にとがめられると「“うちの会社”の企画として提出した」と胸を張り、逆に宇野に「正式な場で会社のことを弊社、わが社と呼んでいいのは社員だけ」と叱責されてしまうなど、新人ハケンの悩みは深い。
「僕って会社向いてないかも」
“仕事のやりがい”を求めるあまり空回りする小夏。そんな彼女を横目に見ながら飄々と世渡りするのが、S&Fの正社員・井手だ。
この春コネで入社したばかりの新入社員で、仕事への意欲や希望は皆無。「そもそも僕、この会社入りたくて入ったわけじゃないし」と世の中を斜めから見るなど、小夏とは正反対のキャラクター。
春子と浅野の堂々たるプレゼンを目の当たりにしても感化されるどころか「僕って会社向いてないかも」ととことん後ろ向き。上司の「飲みに行くぞ!」のかけ声には「ゲ~、マジ?スルーしたい」と愚痴が先に出る、無気力の塊のような若者だ。