<美食探偵>荻野哲弘Pが語る“女優・武田玲奈”7つの魅力
――ここからは“7つの魅力”というテーマに沿ってお話していただこうと思っています。
荻野「はい。まずは『(1)ビジュアル』です。山田涼介さん主演のドラマ『金田一少年の事件簿N(neo)』の制作に関わっていたこともあって、『週刊少年マガジン』はよくチェックしていて、表紙やグラビアにいろんな方が登場している中で特に目をひいたのが武田玲奈さんだったんです。目が語る感じというか、媚(こび)を売らない感じがして。それが知ったきっかけだったので『ビジュアル』も武田さんの魅力の一つだと思います。
その後、5年ぐらい前からドラマにもいろいろ出演されるようになって、うちの局の『THE LAST COP /ラストコップ』にも出演していただいていましたが、『動いている姿も可愛いんだな』という印象を持つようになりました。でも最近、ちょっと雰囲気が変わってきたんじゃないかと感じるようになったんです。事務所の方にお話を聞いてみると、『武田は本気で女優をやろうと思っています』ということだったので最近の映像資料をお借りして決断したんです」
――続いての魅力は?
荻野「ひと言で表現するのは難しいんですが『(2)気持ち』ですかね。本気で女優をやろうとしているという事務所の方の言葉通り、最近の出演作を見ていると体当たりで演技をしていて、以前よりも熱量が高い気がするんです。例えば、武田さんの声はココを演じるにはちょっと“甘い”感じがしていたんですけど、気持ちで演じる方なんですよね。本番ではグッと気持ちが入って、声が甘いとか、そんなことは関係ないと思えるようになりました。それだけ『気持ち』が前面に表れているんです」
――「(3)セリフ」に関してはいかがでしたか?
荻野「今、いろんな役にチャレンジされているところだと思いますが、そういう意味では“未知数”なところがあって、それも魅力だと思っています。キャリアの長い役者の方だとこちらが求めている感じを表現してくれるという感じがありますが、武田さんの場合、毎回同じじゃないんです。これがすごくいいなって。いくつかテイクを重ねていく中で、神がかった一瞬があったりして、それが作り手側としても面白いと感じました」