<美食探偵>荻野哲弘Pが語る“女優・武田玲奈”7つの魅力
――残り2つ。続いての魅力は?
荻野「『(6)野心』です。表に出してギラギラしているタイプではなくて、内に秘めた野心を持っているんじゃないかって思うんです。血を浴びるシーンだったり、金髪にすることを即決したり、歌やダンスに取り組む様子だったり、いろんな場面で武田さんの本気を感じます」
――撮影を通して感じた新たな魅力はありましたか?
荻野「撮影を通じて改めて感じたのは『(7)未知数な部分』でした。『こういう感じになるだろうな』ではなく、セリフにしても、演技にしても、予想を超えてくる神がかった瞬間があって、これまでの武田さんのイメージとは違う部分も今回の作品で見せてくれました。“狂気”のキャラが本当にすごかったです」
――武田さん自身も、今いろんな役に挑戦しているところだと思いますので、そういう意味ではもっといろんな役で、違った表情も見せてくれそうな気がします。
荻野「そう思います。もし、次にご一緒させていただく機会がありましたら、今回とは真逆のバカっぽいコメディをお願いしたいです。狂気や泣きよりも、“笑い”の方が難しいと思っていますが、肝が座っている武田さんだったら僕が思っている以上の何かを見せてくれそうですから」
――「美食探偵 明智五郎」の最終話での武田さんの演技にも注目ですね。
荻野「はい、最終話にもココは重要な役の一人として登場しているので楽しみにしていただきたいと思っています」
荻野哲弘プロフィール●おぎの・てつひろ。1969年12月9日生まれ、広島県出身。1992年、日本テレビに入社。制作に関わった作品は「有閑倶楽部」「ヤスコとケンジ」「視覚探偵 日暮旅人」など。
取材・文=田中隆信