<美食探偵>最終話で「ちくわの磯辺揚げ」トレンド入り!?中村倫也「僕の人生の“誇り”」
中村倫也主演のドラマ「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)の最終話が6月28日(日)に30分拡大版で放送された。(以下、ネタバレが含まれます)
前話で探偵・明智(中村)は、殺人鬼・マリア(小池栄子)と共に奈落の底へ落ちて姿を消したが、無事復活して苺(小芝風花)の元に現れた。マリアが企てた“最後の晩さん”によって、物語はクライマックスを迎え、Twitterのトレンドには今作の関連ワードがズラリと並んだが、特に目を引いたワードは「ちくわの磯辺揚げ」であった。
ワインの香りが匂い立つような世界観が魅力
本作は「東京タラレバ娘」「海月姫」「偽装不倫」などを手掛けた東村アキコによる初のサスペンス漫画「美食探偵―明智五郎―」をドラマ化した作品。
中村倫也演じる“美食探偵”明智五郎という役が一風変わった個性的なキャラクターであることは一目瞭然であったため、ドラマのスタート時に注目されたのは明智が食にまつわるどんな推理に挑んでいくのかということだった。
しかし、視聴者はいい意味で裏切られたのではないだろうか。今作に流れる雰囲気は甘美かつ妖艶で、残酷な殺人シーンでは寒気立つような恐ろしさを描ききる、とても美しい作品であった。弦楽器の音楽が流れ、赤ワインの香りがするようなドラマの雰囲気に酔いしれた人も多いだろう。