<美食探偵>最終話で「ちくわの磯辺揚げ」トレンド入り!?中村倫也「僕の人生の“誇り”」
明智がこよなる愛するのは「ちくわの磯辺揚げ」
最終話、これまで数々の殺人に関与してきたマリアが、ついに政府要人を毒入りの和菓子で殺害するテロ行為を行った。警察が犯人の特定を急ぐ中、明智はマリアの手を取り現場から逃走。夜になり、マリアは拉致した苺と明智を“最後の晩さん”に招待して、苺の首元に猛毒のトリカブトを注射する最悪な展開に。
「見なさい!これが絶望よ」と高笑いするマリアに、明智はこの世の絶望を振り返った。「でも僕はある日、そんな僕を力強く真正面から受け止めてくれる相手と出会った」と語り、その相手とは「ちくわの磯辺揚げだ」と言った。明智との出会いで自分が変わったマリアは、明智も同じ思いであると思っていただけに大きなショックを受けた。
苺の得意料理で、明智の大好物である「ちくわの磯辺揚げ」。絶望の中で放ったそのワードの強さに、たくさんの視聴者も驚いたのである。
中村倫也、美食探偵は「僕の人生の“誇り”」
その後、“最後の晩さん”が行われる場所を特定して来た上遠野警部(北村有起哉)に包丁を向けたマリア。ところが高橋(佐藤寛太)の銃で足を打たれ、マリアをかばったシェフの伊藤(武田真治)が銃弾に倒れるという、救いようのない悲劇が描かれた。
「美食探偵―」は、シリアスとコメディのバランスも絶妙であり、観終わった後も、しばらく心に残るようなドラマだった。中村倫也は撮影終了時に「間違いなく、僕の人生の“誇り”のひとつになったと思います」とコメントしている。
美食家の明智が美味しい料理と出会ったときに発する「悪くない」というセリフそのものが似合う作品だった。
「美食探偵」最終話はTVerで放送後1週間視聴可能、huluでは全話配信中。
(文=ザテレビジョンドラマ部)