近すぎず遠すぎず ファンとの絶妙な距離感
HKT48時代には「選抜総選挙」で2013年、2015年、2016年、2017年と史上最多の4度の1位に輝くなど、ファンとの絶大な信頼関係を築いていた指原。2012年にスキャンダル報道が原因でHKT48に移籍した後も、確かな実績を作りファンの熱を高めてきた。
また、アイドルを卒業し、握手会などのファンとの交流の場が減った今でも、その関わりを大事にしている。
公式ファンクラブの会員に限定した「SHOWROOM」配信を企画したり、ゲーム「あつまれ どうぶつの森」では、「ファンのこと友達と思ってる」とゲーム内でファンと“バーチャル握手会”を実施しTwitterで報告したりするなど、近すぎず遠すぎない絶妙な距離感を維持している。
6月11日放送の「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)では、古参ファンと再会を果たし、「ちょっと…ヤバイ、うれしすぎて涙が出てきた」と涙。
放送終了後にはTwitterに、「卒業後会う機会も減ってしまいましたが、よく来てくれてたあの人は元気かな?とかよくお手紙くれていた方は元気かな?とお手紙を読んで懐かしく思ったりしてます」「またいつかお会いできますように。私もみんなに仕事してる姿少しでも多く見てもらえるようにまだ頑張りますね」と投稿し、ファンを思いやっていた。
アイドルプロデューサーとしても一流
現在、=LOVE、≠MEの二つのアイドルグループのプロデュースを手掛ける指原。=LOVEは、日比谷野外音楽堂や中野サンプラザ、Zepp Tokyoといった大会場でライブを開催するまでに成長。
そのプロデュース方法で際立つのが徹底した“王道路線”。自らは異端路線で、アイドルの概念を覆してきたにも関わらず、両グループとも品行方正でどこから見ても可愛いグループに仕上げている。
その結果、女性ファンを数多く獲得することに成功。さらには、SNS戦略の上手さも見せている。=LOVEのライブでは、撮影可能エリアと撮影不可エリアに客席を区分け。“カメコ”と呼ばれるファンがライブを撮影し、高クオリティな写真がSNSに投稿・拡散されることによりプロモーション効果を生み出している。