りゅうちぇる、子育てのテーマは「自分を好きになる土台を作ってあげる」多様性考えるシンポジウムで発信
りゅうちぇる、多様性とは「理解はできなくても認め合う」
シンポジウムでは、りゅうちぇるがオリジナリティーあふれる持論を展開した。
「多様性とは?」というテーマでは、パネラーに出された水のグラスに注目し、「今、この番組で僕のものもストローがついてるんですけれど、普通、テレビで男性の出演者の方のお水にストローをつけるって絶対ないんです。そういうところに実はみんなの固定概念、決めつけが(潜んでいる)」と指摘。
「多様性は実現したら素敵なことなんですけど、子どものころから(周囲の環境の中で)どんどん固定概念は育っていくもの。だから急に変えることは難しいんですけど、“強要をしない”ということは今からでもできる」「“理解はできなくても認め合う”ことが多様性だと思っている」と語り、まずは自分と他者との違いを認め合うことから始めることが重要とした。
また、まもなく2歳になる長男の子育てにとりくむパパとしての視点からの発言も。
「パパがおむつ替えできる施設が公共の場に全然ない。まず日本から、国を挙げてパパも子育てしやすいような環境ができてくれば、男性も『(積極的に育児を)やろう』というきっかけづくりにもなるのでは」と指摘した。
今回のシンポジウムを通して今後、どのような活動を行いたいかというテーマでは、「自分を好きになる」を掲げたりゅうちぇる。「子育ても“自己肯定感を高める”がテーマで。とにかく息子には、ただいるだけで誰かに愛されるっていう安心感を持ってもらいたい。『大好きだよ』ということを毎日口に出すようにしています」と子育てのテーマを披露。
「自分を好きになる土台を作ってあげると、壁につまずいたときに立ち上がる力ができると思います。自分を愛してあげられる大人になれば、社会に出ても、仕事をするにあたっても、性の問題に携わるときも思いやりが持てるし、相手との距離感、言葉掛けも変わってくる。僕は、自信に根拠はいらないと思っています」と、自己肯定感を高めることの意味を強く訴えた。
「【ダイバーシティ 3.0】個性を生かし合う世界へ~コロナによって多様性の未来はどうなる?~」
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社およびAMP 共催