舞台『刀剣乱舞』の灯をつけ直し、次につなげたい――和田琢磨&梅津瑞樹、“科白劇”への熱意
2人が気になる刀剣男士は?
――初の女性キャストとして、七海ひろきさんが細川ガラシャ役で出演することも話題となりました。
和田:美の塊みたいな存在ですもんね。初の女性キャストですが、気負わずに、素敵な女性像を作ってくださることを楽しみにしています。
僕が注目しているのは、地蔵行平(じぞうゆきひら)役の星元裕月くんですね。ゲームのストーリーでも目立つキャラクターだったので、どういう方が演じるんだろうと思っていたら、すごく柔和な感じの方がいらっしゃって。ハマったら大化けする役だなと密かに注目してます。
梅津:僕はやっぱり、歌仙兼定との絡みが楽しみですね。細川ガラシャのいる時代ということは、絶対(細川家の刀剣だった)歌仙兼定が何かにぶつかるじゃないですか。「慈伝」でやんわり諭された側の山姥切長義が、今度は歌仙兼定を支えたり、一緒に戦ったりできるのであれば、こんなにアツい展開はないと思います。
僕自身、『慈伝』の頃よりは心に余裕ができましたが、緊張が途切れることでいままで保てていたクオリテイーすら保てなくなってしまう恐怖感がある。そういう意味では、今回も緊張感を忘れず、戦い続けながらも心に余裕を持てたらいいなという感じです。
――どのような物語が描かれるのか、楽しみにしています。最後に、意気込みを教えてください!
梅津:「シリーズの勢いを、ここで止めるわけにはいかない」という思いはみんな同じですから、僕もその力添えをしたいと思っています。
今回はさまざまな困難を乗り越えて、ようやく“科白劇”という形で上演できることになりました。僕らやスタッフさんだけでなく、観劇してくださる方々の頑張りも、全てが報われる舞台になればいいなと思っています。
和田:新たな舞台『刀剣乱舞』の魅力をお届けできるように、そして僕たちも新しいものを再発見できるように、探求心を持って臨みます。タイトルに“灯”とある通り、消えかけた灯を僕らでもう一回つけ直して、次につなげていきたいです。
今回は地方公演も中止になってしまったので、また地方の方々にも刀剣男士の姿をお見せできるように、頑張っていきたいと思います。
改変 いくさ世の徒花の記憶
■公演日程
2020年7月16日(木)~8月2日(日):東京・品川プリンスホテル ステラボール
2020年8月4日(火)~9日(日):東京・日本青年館ホール
■出演キャスト
歌仙兼定:和田琢磨
山姥切長義:梅津瑞樹
にっかり青江:佐野真白
亀甲貞宗:松井勇歩
獅子王:伊崎龍次郎
篭手切江:大見拓土
古今伝授の太刀:塚本凌生
地蔵行平:星元裕月
大友宗麟:三浦浩一
細川忠興:早乙女じょうじ
黒田孝高:山浦徹
高山右近:黒川恭佑
小西行長:堀田勝
大村純忠:石原正一
有馬晴信:船木政秀
細川ガラシャ:七海ひろき
講談師:神田山緑
■スタッフ
原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)
脚本・演出:末満健一
公式サイト:https://stage-toukenranbu.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/stage_touken