初センター・樋口なづなは「選ばれるべくして選ばれた」
――ニューシングル「明日を信じてみたいって思えるよ」について聞かせてもらおうと思いますが、センターは樋口さん。
樋口:はい。自分がセンターだなんて全然予想してなくて、聞いた時、周りの音が全部消えたような感覚になりました。最初は実感がわかなくて、「私でいいのかな?」って気持ちだったんですけど、ファンの皆さんに発表してから「おめでとう!」とか「頑張ってね!」とか、たくさんの声を聞いて、前向きな気持ちになりました。ファンの皆さんのためにも「頑張ろう!」って。
渡邉:グループに加入したばかりの頃、普通はMVのリップシーンとか緊張したり、うまく表情が作れなかったりするんですけど、なづは最初からアイドルとしてちゃんと出来上がっていました。どの作品でも安心して見ていられるので、今回センターに決まった時も自然に受け止められましたし、支えてあげようって思いました。
阿部:うん、私もピッタリだなって。幸愛さんが言っていた通り、加入した時から輝いているなって思う時がたくさんあったので、選ばれるべくして選ばれたと思います。
――松本さんは樋口さんと同期ですし、いい刺激も受けたんじゃないですか?
松本:そうですね。同期として一緒にスタートした仲間がセンターに選ばれて、素直に「おめでとう!」って思えましたし、自分も置いてかれないように頑張らなきゃって改めて思えました。なづを支えられる存在になりたいなって。
――初センター曲、樋口さんはどんな曲だと受け取りましたか?
樋口:アイドルらしい元気な曲調ですけど、歌詞を見てみると、今の時代にピッタリ沿っている内容だなって。私たちのファンの方はもちろんなんですけど、世界中で何か憂鬱だと思っていたり、困ったなって思っている人の心に寄り添える1曲だと思うので、今まで以上にたくさんの方に届けたいなって思いました。
阿部:この曲はメッセージ性に溢れた曲だと思っていて、これまでにもSUPER☆GiRLSはファンの皆さんに向けて歌っているんじゃないかなという曲はいくつかありましたけど、この曲はガッツリとファンの方たちを名指ししているかのような曲になっています。「君がいるから自分たちもここにいるよ」そんな感謝の気持ちを皆さんに伝える1曲になっていますので、私たちの思いをぜひ感じていただけたらうれしいです。
渡邉:特にスパガは夏曲に力を入れてきたので、今回もポップで明るい夏曲を想像していたんですけど、「明日を信じてみたいって思えるよ」というタイトルを聞いて、いつもと違うのかな?って。それで聴いてみたら、テンポ感は夏曲っぽい“ザ・アイドル”って感じなんですけど、時代に合った歌詞の内容だったので、バランスの取れた素敵な楽曲を頂いたなって。
特に共感したのが“夢があるから 君がいるから 明日を信じてみたいって思えるよ”ってサビのフレーズで、さっき話していた通り、“君”というのが私たちのファンの方たち、“ニジスト”さんなんです。本当に皆さんがいるから私たちは頑張れていますし、逆に、私たちがニジストさんにとってそういう存在でありたいという思いも込めて歌わせていただいています。
松本:この曲を聴くとファンの方の存在がフラッシュバックしてきて、一緒に乗り越えていける!って強く思えます。ファンの方もこの曲を聴いて、スパガと一緒にこのご時世を乗り越えていけると思ってもらいたいですね。