コウテイが「ABCお笑いグランプリ」を制し、“第41代チャンピオン”に!
優勝したコウテイは次のように喜びを語っている。
九条ジョー「相方と300回以上は喧嘩して…」
コウテイは、下田真生(27)が鹿児島県、九条ジョー(26)が滋賀県の出身で、2013年にコンビ結成。
「ABCお笑いグランプリ」は2年連続の決勝戦進出で、今回初めてファイナルステージにまで勝ち進み、チャンピオンに輝いた。それだけに2人の感激も大きく、下田が「マジ気持ちいい。ほんまに嬉しかったです。まず家族の顔がよぎって、次に兄弟たちがよぎって。はよ報告したいなと思いましたね」と喜びを爆発。
一方、九条は「チョー気持ちいい。相方と300回以上は喧嘩して、『解散しようや』と何十回も何百回も話し合って。でも、ほかの人とコンビ組んで舞台で一切ウケなくて、こいつとじゃないとダメというのが、やっとこの場で証明できたのが嬉しいですね。時間はかかったんですけど、下田と組んで良かったなと。ほんとに賞が取れて良かったです」と喜びをしみじみかみしめた。
賞金100万円の使い道については、下田が「オールギャンブル!競馬、パチンコにぶち込みます」と宣言。
九条は「僕は2年前にアゴの手術をしたんですが、アキナの山名さんとミキの亜生さんにお金を貸していただいたんです。その手術きっかけで仕事が増えていって。そのお金をすぐお返しして、あと僕はお母さんにずっと迷惑かけてきたので、ちょっとでも振り込めたらなと思います」と涙声になりつつ、照れくさいのか「本当は庭にメリーゴーランドを…」と、賞金の別の使い道を話した。
コロナ禍の最中とあって、今回の観客は2カ所に分散して100名ほどとなった。それでも九条は「Aグループを見たときに笑っていただけてて不安はなかったです」と、これまでとは異なる環境の相違も跳ね除けた。
さらに「僕らは芸歴8年目。ずっと悔しい思いをしてましたが、笑い飯の西田さんや、とろサーモンの久保田さんとか、いろんな先輩方が『絶対、面白いから』とおっしゃってくださったので、それだけを糧にがんばってこれました。だから先輩方に結果として返せたので、感謝は伝えたいですね。また、これからも毎日、劇場で夜中まで面白いことを書き続けていきたい」とコメント。
それに応えるように下田も「去年、エンペラーが優勝したときも、悔しかったし。みんなそうやと思うんで、賞を取って一安心とかいえないですね。そして、よっしゃ、また次走り出そうと」と気を引き締めた。