13年の時を超え、ついにあのコンビが完全復活を果たす。お互いを「とっくり!」「くるくるパーマ」と呼び、愛ある憎まれ口をたたき合うスーパーハケンとハケン嫌いの正社員の、あのコンビのことだ。
各局で放送されているドラマやバラエティーなどを事前に視聴し、オリジナルレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト ザテレビジョン流「試写室」。
今回は、7月15日(水)に放送される篠原涼子主演ドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系)第5話を取り上げる。
13年で変わった人、変わらない人
同作は、一匹狼のスーパー派遣社員・大前春子の活躍を描いた「ハケンの品格」(2007年)の続編。有能な派遣社員として社内のあらゆる問題を解決に導く春子が、「働き方改革」「高齢化」「副業」「アウトソーシング」「AI導入」など“令和時代の新たな働き方”に立ち向かっていく、進化したお仕事ドラマだ。
かつての勢いを失った食品商社S&Fに、13年ぶりに舞い戻った伝説のスーパーハケン・春子(篠原)。13年前「特Aランク」だった派遣社員としての評価は今や「特Sランク」に格上げされ、新たな資格や知識もたっぷり携えパワーアップして再びS&Fのオフィスにやってきた。
そこにいたのは、主任から課長に出世した里中賢介(小泉孝太郎)、主任に出世し結婚してパパにもなった浅野務(勝地涼)。そして派遣元の「ハケンライフ」には、派遣社員から派遣会社社員へと転身した近耕作(上地雄輔)がいる。
そして、新たな顔ぶれも。新入社員の井手裕太郎(杉野遥亮)と三田貴士(中村海人)がいて、ハケンライフ派遣社員の福岡亜紀(吉谷彩子)と千葉小夏(山本舞香)がいる。だが、あの男がいない。
いや、いる。S&F旭川支社から本社復帰を虎視眈々と狙う、暑苦しい昭和男・東海林武(大泉洋)だ。