今シーズンもここまで何度か、ふらりと出没しては春子に「おいとっくり!」とちょっかいを出し、“くるくるパーマ”ネタで切り返されて「懐かしいな、この感じ…」と感激するなど、春子が気になって仕方ない様子を見せている。
だが、二人の間には東京・旭川間の物理的距離が横たわる。必然的に春子と東海林のシーンは少なく、もどかしさを感じる「ハケン」ファンも多かったことだろう。
しかし、そんな東海林がついに視聴者の熱い期待に応え、13年ぶりに東京本社に復帰。めでたく春子と同じ職場に通うことになったのだ。
レビューの前に…第5話ざっくりあらすじ
「このたび営業事業部、営業一課の課長に就任しました東海林武です」
東海林が13年ぶりに東京本社に戻ってきた。東海林は、おいしく痩せると北海道で評判の菓子「黒豆ビスコッティ」を全国展開しようと、ダイエット効果を証明するデータと、100人の女性たちのアンケートを持って帰ってきていた。
しかし、雑誌の取材をきっかけにダイエット効果のデータ改ざんが疑われ、栄養学の教授のお墨付きも怪しくなっていく。そして、検査分析士の資格を持つ春子が検査することに。
謝罪会見にまで追い込まれる東海林。宇野部長(塚地武雅)は証拠隠滅のため、アンケートデータの処分を命ずる。
東海林のアンケートへの思いを知る里中は、それらがシュレッダーにかけられたと知って愕然(がくぜん)とする。
そんな中、北海道から「黒豆ビスコッティ」を作る小さな工場の社長が上京。春子は「このままだと工場がつぶれそうだから飛んできた」と聞かされる。