伊東歌詞太郎 アニメED曲「記憶の箱舟」リリース「主人公の生きていく様を自分に重ね合わせて」
東京駅から受けたインスピレーション
――もう一つのカップリング曲「TOKYO-STATION」についても聞かせてください。
はい。友人でもある40mPさんとの共作で、歌詞を僕が担当して作った曲です。歌詞の内容は、もともと小説で書きたいプロットがあったんですけど、それをそのまんま使いました。
――以前、小説も出版されていますよね。
そうなんです。実はこの前、パソコンがクラッシュしてしまいました。音楽のデータはバックアップを取ってあったので影響はなかったんですけど、これから書きたいと思っていた小説のプロットが全部飛んでしまって。でも、「TOKYO-STATION」は曲として残せたから、小説のプロットとしても使えますし安泰です。他は消えちゃったんですけど(笑)。
――東京駅って、いろんな人にとって思い出のある場所のような気がしますが。
そうですね。スタート地点でもあり、ゴールでもあり、途中でもあり、中心でもあり、日常でもある。東京駅の建物自体も好きで、そこからインスピレーションを受けた小説のプロットでした。
――「記憶の箱舟」「僕たちに似合う世界」「TOKYO-STATION」。3曲それぞれ違ったタイプなので、聴いているといろんなイメージが広がる1枚になりましたね。
うれしいです。便宜的に「表題曲」と「カップリング曲」と呼んでますけど、自分が作った曲はどれも一等賞ですし、序列をつけることもできないので、3曲とも楽しんでいただきたいです。
取材・文=田中隆信
発売中
定価1,200円+税(KADOKAWA)
New Single「記憶の箱舟」
●2020年7月29日発売
1.記憶の箱舟 (作詞・作曲:伊東歌詞太郎 編曲:akkin)
2.僕たちに似合う世界 (作詞・作曲:伊東歌詞太郎 編曲:akkin)
3.TOKYO-STATION (作詞:伊東歌詞太郎 作曲・編曲:40mP)
4.記憶の箱舟 (instrumental)
発売・販売:KADOKAWA/ZMCZ-14172/ 1,200円+税