花澤香菜「彼女を通して戦争をより身近に…」戦争体験を描いた作品で12歳の少女を演じる
あい役・花澤香菜コメント
少女がその時何を見て何を想いどんな経験をしたのか、しっかりと寄り添いながら演じさせていただきます。私自身、彼女を通して戦争をより身近に感じ、もうこんなことは起きてはならないのだと胸に刻む機会になると思います。
洋三役・花江夏樹コメント
洋三は、正義感が強い男の子。出会った時は悪ガキですが、徐々にひとつの家族のようになって、あいを支えます。人が人として扱われにくかった時代、洋三ならではの言葉であいを励ますシーンが印象的。実際の戦争を生きたキャラクターを演じるのは初めてで、本当にこんなことがあったんだと、身が引き締まる思いです。
花役・早見沙織コメント
ドラマ×マンガ、二つの世界で描かれる人々の日常。私はマンガの中で描かれる、あいの友人の花という少女の声を担当させていただきます。戦争によってじわじわと形は変わっていくけれど、未来に思い馳せる少女の姿がそこには確かにありました。二つの世界は遠いようで、とても近くにあるのかもしれません。幅広い世代の方に見ていただきたい作品です。
あらすじ
マンガ家のおざわゆき(木村多江)は、50歳を目前にして初の連載マンガを手がけることになった。テーマは、当時12歳の少女だった母の戦争体験。さっそく、編集者の佐藤(桐山漣)とともに、名古屋に住む母・あい(吉行和子)を訪ねて取材を始める。あいが語り出したのは、まさかの“恋バナ”。戦時中とは言っても、恋愛があり、家族のだんらんもあったことに、ゆきと佐藤は驚く。しかしそうした“当たり前の暮らし”は、空襲によって一変する。
親友も好きな男子も命を落とした。その記憶を母にどこまで聞いていいのか悩むゆき。意を決して名古屋に向かう。そこで語られる現実は想像以上の過酷さだった。火の海と化した街…。だが、あいは、家族とともに必死に生き抜いていた。
「あとかたの街 ~12歳の少女が見た戦争~」
8月14日(金)夜9:59-11:00
NHK BSプレミアムにて放送