黒柳徹子と生田斗真が“79歳と19歳の恋物語”で共演「人生、何が起きるか分からない楽しみがあります」
黒柳徹子コメント
昨年は私にとって初めての経験となった朗読劇「ラヴ・レターズ」で、皆さまの想像力をいっぱいにさせる、素晴らしさを知りました。
今年は、「ハロルドとモード」を朗読劇でやらせて頂きます。おもしろいお婆さんモードと、青年ハロルドとのラヴストーリーです。お相手のハロルド役を生田斗真さんがやってくださいます。今回の舞台での初共演を私はものすごく楽しみにしています。
私が、「ハロルドとモード」の舞台を最初に見たのは1977年。モードを演じたのは、フランスの名優、ジャン=ルイ・バローの奥さんマドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの舞台も見ましたが、笑いと涙が交錯しとっても印象的でした。芝居が終わっても、私はずっと、泣いてたような気がします。その頃から、私は、モードの役を演じてみたいと思っていました。
喜劇でも、最後には、泣く事もあるのです。ぜひ、いらして下さい、お待ちしています。
生田斗真 コメント
このエキセントリックな芝居を黒柳徹子さんと共に出来る事、とても楽しみにしております。しかも!恋人役だなんて!夢にも思わなかった出来事です。人生、本当に何が起きるか分からない楽しみがあります。
黒柳さんは日本のエンターテイメントの基盤を作り上げてこられたお一人です。その人間力、人を惹きつける魅力の根底にあるものに少しでも触れられたら幸せです。
僕自身、今年の春に新型コロナウィルス感染症の影響で出演中の舞台が中止を余儀なくされ、悔しい思いと楽しみにしていた皆さんへの申し訳なさでいっぱいになりました。なんとも言い難い気持ちで、この自粛期間を過ごしていた矢先に今回のお話を頂きました。ある意味リベンジだと思っています。使命感を持って精一杯努めます。
皆さんもそろそろお芝居観たいですよね。僕も同じです。観たい!舞台に立ちたい!劇場でお客様と共に今まで溜め込んできた思いを共有出来れば嬉しく思います。
皆様どうかくれぐれも健康には気をつけて。この秋、お互い元気で会いましょう。
上演台本・演出G2 コメント
原作を拝見してまず思ったことは「これはむしろ朗読劇のほうが面白く表現できる」ということです。ですから今回は「戯曲」というよりも「朗読劇の台本」を強く意識して書きました。
コロナのこともあって「手軽に表現できる」オンライン朗読会が数多く発表されていますが、この作品に関してはプロフェッショナル達がガチで朗読劇に取り組む熱い姿勢で臨みたいと考えています。朗読劇の枠を越え、ビジュアル演出や生の音楽演奏などを駆使し、上質のエンターティンメントに仕上げます。
本作は人間や人生についてピュアに感じることができる作品。そういう意味でも黒柳徹子さんと生田斗真くんは最高の顔合わせです。今の時代に失われがちな人間性や人と人との絆の大切さを、しっかりと表現して下さるでしょう。
また、黒柳徹子さんの舞台といえばやはり喜劇。やもすれば日本人にはとっつきにくいブラックな笑いを含む原作ですが、そこはあの手この手で、劇場にいらしたお客様に大いに笑って頂くべく数々の作戦をご用意しています。
コロナでたまった鬱憤を晴らし、人間の素晴らしさを実感できる時間をお過ごし下さい。
作:コリン・ヒギンズ
上演台本・演出:G2
出演:黒柳徹子 生田斗真 趣里 浜田信也 相島一之 秋本奈緒美
チケット発売日:2020年9月5日(土)10:00~
東京公演:2020年9月28日(月)~10月3日(土) EXシアター六本木
大阪公演:2020年10月14日(水)・15日(木) シアター・ドラマシティ