神保悟志がドラマ『13(サーティーン)』を語る「桜庭ななみさんは人たらしです(笑)」
正直な第一印象は「これ、大丈夫かな?」
――最初に台本を読んだときの印象を教えてください。
神保悟志:繊細な内容で、読んだときのインパクトもとても大きくて、「これ、大丈夫かな?」と思ったのが正直な第一印象です。ただ、撮影が進んでいくうちにそれぞれのキャラクターが魅力的で、このドラマはいい感じに成立するという確信が見えてきました。現場の雰囲気も良く、エンターテインメントとして、とても面白く仕上がっていると思います。
――相川宗一役の印象は? また、演じる上での難しさはありましたか?
神保:不倫で妻とは別居中、外に女の人がいるなんて嫌な役ですよね。このご時世に困ったものです(苦笑)。ただ、娘のことになるととても心配しますし、そういう父親像もちゃんと演じられたと思います。
娘たちからしたら、とんでもない父親ですし、ここで父親としての義務を果たしていかなくてはいけないという思いが彼の中でもあったと思います。とても人間らしい人だとは思いました。
「桜庭さんは人たらしです(笑)」
――桜庭ななみさんとの共演は11年ぶりだそうですね。
神保:「ふたつのスピカ」(2009年、NHK総合)というドラマでご一緒して以来、久しぶりでした。本当に演技が上手になられていて、「とても良い娘さんになられた」と父親気分になりました。共演できてうれしかったです。
――久々の共演で、改めて思うことはありましたか?
彼女は人たらしです(笑)。どこか支えてあげたい、守ってあげたいという気持ちになります。そういう意味では主演にふさわしい方だなと思います。