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「悔いはありません」 島田紳助引退会見

2011/08/24 02:53

引退会見を行った島田紳助
引退会見を行った島田紳助

タレントの島田紳助が8月23日限りで芸能活動を引退することを表明し、都内の吉本興業東京本部で会見を行った。

会見では、株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー代表取締役社長・水谷暢宏氏より、紳助が'05年6月ごろから'07年6月ごろまでの間に、暴力団関係者との間に一定の親密さを伺わせる携帯メールのやり取りを行っており、その人物と頻繁に会ったりするようなこともなく、経済的な利害関係が認められることもなかったが、社会的影響力の高いテレビなどのメディアに出演しているタレントとして、許されないものであったとして、本人から社会的責任を取って芸能活動を引退したいと申し入れを受け、これを了承したと発表された。

紳助は「10数年前に自分の力ではどうしようもないトラブルが起こって、友人に悩みを打ち明けたら、その友人が気を利かせて、僕の知らないところで暴力団関係者の方に相談してくれて、その方に助けてもらったことがあります」と明かし「芸能人と暴力団関係者の方が付き合ってはいけないことは重々承知していましたので、友人を介してお礼のメールのやりとりをしていました。10数年の付き合いの中で、直接お会いしたのは4、5回で、メールをしたりお言葉をいただくときも友人を介しており、僕は(芸能界のルールに抵触せず)大丈夫だと思っていたんですが、先日、会社に呼ばれて『それは法的には問題はないが、芸能界のモラルとして、駄目なんだ』と説明を受け、自分の認識の甘さを知りました。僕がルールを分かっていなかったことを深く反省し引退を決意しました」と説明した。引退という道を選んだことについて「僕は、若いやつに厳しく接してきて、僕の処分が中途半端では、しめしがつかないと思い、一番厳しい処分である引退を選びました」と告白。

また、「発表前に引退することを知らせたのはダウンタウンの松本(人志)だけです。29歳で漫才を辞めるとき、ダウンタウンの漫才を見て『紳竜の漫才は終わりやな』と思わせたのがあいつでしたから、芸能界を辞めるときもあいつには伝えなあかんと思って、あいつにだけは伝えました」と明かした。

「やり残したことはありますか?」との質問には「武田鉄矢さんがおしゃっていたんですが『山はてっぺんまで登ったら、ゆっくりうまく降らなあかん。それで初めて登山成功だ。上で終わったら、それは遭難だぞ』と。その言葉を胸に下山しようと思ったんですが、あまりにもてっぺんの向こうが崖で転げ落ちてしまいましたが、それも僕らしいかなと思っています。だから、一瞬でも、半年くらいてっぺんに乗ったんで悔いはありません。僕がてっぺんに乗った半年間を、親友の(明石家)さんまが確認してくれましたんで、一瞬はてっぺんに立ったと自覚はしています」と語った。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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  • 引退会見を行った島田紳助
  • 引退を引き止めてくれた仲間の熱い思いを振り返り涙する紳助
  • ファンと関係者に心配と迷惑を掛けたことを深々と謝罪
  • 紳助は「自分の認識の甘さを知りました」と話す
  • 緊急の記者会見に多数の報道陣が集まった
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