田村淳、マッチングアプリのアドバイザー就任で「“おせっかいおじさん”みたいなことがやれたら」
イベント終了後、囲み取材に応じた田村。授業を終えて、参加者の話を聞いた感想を聞かれると「意外と参加者の方がマッチングアプリで出会ったことをなかなか友達に言えない状況にあることを知りました」と現状を認識した上で、「そこはメディアの力が必要なのかなって思います。結局、マスメディアがどう報じるかによって、人の気持ちって左右するところが大きいと思うんです。
少子化に対して、政府が“男子と女子がどう出会って、どういうふうに家族を形成していくか”という政策を打つよりも、マッチング会社の人が同業者と、ライバルはライバルだと思いますけど、“カップルをたくさん作ってハッピーな人生を後押しする”ということを連携して堂々と言える環境を共創できるといいんじゃないかなって。
実際にマッチングアプリを使っている世代で、アイコンとなるようなカップルが生まれると一気に世論が変わりそうだなと思いますね。僕ができることは、“マッチングアプリで出会おうが、何で出会おうが、今ハッピーな人の方が幸せ”だとか、“今ハッピーだと堂々と言えることの方が幸せ”だということを打ち出していきたいです」と持論を語った。
これまでに「マスクdeお見合い」など、出会いの場を精力的に作ってきたが、その原動力はどこから来ているのか?という問いに、このように回答。
「人と人が出会って化学反応を起こす瞬間がすごく好きで、僕自身も化学反応みたいなものをすごく体感してきています。芸能界の人じゃないんですけど、異業種交流会みたいなことで植松電機の植松(努)さんという方に出会って、お話をした時に『たくさん夢を持ちなさい』って言われたんです。
僕は『夢を一つに絞りなさい』と言われて育ってきた人間なんですけど、『淳さんもいろんなことをやっていますけど、いろいろやっていいんだよ。それをたくさんの人に言いなさい』って言われたことで僕自身、心が楽になりました。それが原点ですね。
要は、人と人が交わったら違うものが生まれるというのを体感したので、それをみんなにも感じてほしいし、それは男女の出会いでも何でもいいと思うんです。僕自身は46歳で家族もいますから男女というより、異業種が交流することでいろいろ生まれることの方に興味がありますけど、ずっと男女のマッチングみたいなことはいつかやってみたいと思っていましたし、実際にやってますけど志半ばなので、結果を出しているPairsさんに僕が加わって何か一緒にできたらいいなと前々から思っていたんです。なので、今日もすごく楽しんでやれました」