横浜流星が表現する“冷徹さに隠れた優しさ” 椿がわらび餅につけた名前は…<私たちはどうかしている>
ドラマ「私たちはどうかしている」(毎週水曜夜10:-10:54、日本テレビ系)で横浜流星演じる椿が変化を見せ始めている。第3話で見せた涙に続き、第4話では人間らしい葛藤や温かい思いやりの感情も覗かせた。
七桜に接近する城島を警戒する椿だが…
「私たちはどうかしている」は、金沢の老舗和菓子店・光月庵を舞台に、和菓子職人の七桜(浜辺)と跡取り息子・椿の恋愛模様を描くラブ・ミステリー。原作は、安藤なつみによる同名漫画だ。
七桜にとって椿は、かつて母親を殺人事件の容疑者に名指しされた因縁の相手。事件の真相を知るため、七桜は素性を隠して椿のいる高月家へ。本当の目的を隠したまま、嘘の夫婦になろうとしていた。
七桜の和菓子に対する真摯な姿勢もあって、少しずつ距離を縮めていった椿と七桜。だが、第4話では2人の仲に再び亀裂が入る出来事が発生した。見習い職人・城島(高杉真宙)が七桜に横恋慕。部屋に連れ込み「俺とじゃ、ダメですか?」と迫った。
すべては2人の仲を裂きたいおかみの差しがね。そうとは知らない椿は城島と七桜に怒りをぶつけ、嫉妬心をあらわに。そのせいで再び2人の間には距離ができてしまった。
城島の実家は和菓子屋を経営していたが、2年前、今日子の仕業で自慢のわらび餅を台無しにされ、借金を抱えて倒産していたのだった。
城島の家庭の事情を知り、城島の母親にも会った椿。「あの子が何かする前に、店を追い出してください…!」と必死に訴える母親を見て、椿は衝撃を受けた。「子どものためにこんな顔する母親もいるのか…」。この時、椿の表情には、今日子に愛されてこなかった自分自身の過去がありありと浮かんだ。