塩野瑛久、「フィクション」ということを主張したいほどリアル
――今回、かなり挑戦的な作品の印象を受けましたが、ドラマ出演の話が来た時の率直な感想を教えてください。
塩野瑛久:率直な気持ちは、面白そうだなと思いました。ただ、撮影までの日数、撮影期間、せりふの量、実際に演じることの大変さを考えた時に、「おぉ…マジか」と感じました(笑)。
西銘駿:僕は、率直にうれしかったですね。共演経験のある塩野くんとまた、共演できるということですっごく安心感がありました!一発撮りで、長回しが多い撮影というのは聞いていたのですが、塩野くんがいてくれるおかげで戸惑うことなくというか、緊張することなくできましたね。
――台本を読んでみて、いかがでしたか?
塩野:結構な内容なので、「視聴者の方がどう捉えるんだろう」と思いながら読み進めていました。僕の中では、YouTubeを見たり、実際に自分で映像を作ったりしているので、生配信とか自撮り風については、そんなに現実と離れておらず、もちろん不倫はかけ離れているんですけど(笑)、そういう意味では入り込みやすかったです。
ただ、今回は携帯電話で見るような生配信に見せかけた撮り方をしているので、テレビにそれが映ったときに、画面が揺れたりするので、視聴者が酔ったりしないかなと心配です。それに加えて、絶妙な感じに物陰に隠れて不倫しているかなりリアルな様子を流すので、僕たちから「フィクションなんだよ」というのを、主張したくなります(笑)。
西銘:僕は、塩野くんがリアル過ぎることを気に掛けているけど逆で。この深夜帯で、リアルなシーンっていうのを好きな人は、めちゃくちゃ多いと思うんです!深夜1時、2時に起きてその作品を見ているということは、リアルなものを求めているはずです。だから、今回の作品を見て、みんな絶対興奮すると思います(笑)。