三吉彩花、女性同士の曖昧な友情を体現「いつもの役作りとは少し違ったかもしれません」
女優、ファッションモデルとして活躍する三吉彩花が主演を務める映画「Daughters」(9月18日[金]公開)。「女性同士でルームシェアをしている一方が妊娠してしまったら?」をテーマに描かれるヒューマンドラマで、三吉は友人が妊娠したことに戸惑いつつも、彼女を支えようとする主人公・堤小春を演じている。そんな彼女がこの映画についてはもちろん、自身が感じている女性同士の友情についても答えてくれた。
――最初に脚本を読んだときの感想を教えてください。
自分がやってみたかった題材に近いのかなと思いました。というのも、私がもともと好きで見ているフランス映画に近しいものを感じたんですよね。作品の雰囲気もそうですけど、いろいろなことが曖昧に描かれていて、受け手によって感じ方が違うがいいなと。明確な答えを出さないのが素敵だなと思いました。
――ご自身が演じられた小春は、どういう人物だと捉えていましたか?
最初に脚本を読んだときは、どういう女の子なのか想像ができてなくて。ですが、(ルームメイトの)彩乃を演じる阿部純子ちゃんが彩乃として現場にいてくれたので、彼女と会話をするうちに自然と小春が見えてきました。そうやっていくうちに、私が小春になるというか、自分自身が小春に重なっていてく気がして、彩乃と一緒に生きていく小春が生まれた気がします。
9月18日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
脚本・監督=津田肇/出演=三吉彩花、阿部純子、
黒谷友香、大方斐紗子、鶴見辰吾、大塚寧々ほか