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UFC王者アデサニヤvs最強挑戦者コスタが9月27日(日)に激突!高阪剛が見どころを解説

2020/09/18 19:11


――「UFC253」のメインイベント、ミドル級タイトルマッチは、19戦全勝の王者イズラエル・アデサニヤと、13戦全勝の挑戦者パウロ・コスタによる、全勝対決となりました。

「まさにミドル級の頂上対決。しかも、両者ともにKO率が高いストライカー同士ですから、これは楽しみですよね。どちらも打撃で相手をフィニッシュするファイターですが、タイプ的には対照的なんです。簡単に言うと、アデサニヤは長い手足を駆使した蹴りも含めた変則的な打撃の使い手で、コスタはインファイトでKOを狙う正統派のハードパンチャー」

――特に至近距離からのフック、アッパー、ボディブローは強烈なものを持っています。

「また試合の作り方も、コスタは相手の出方を見るのではなく、自分から手を出して距離を潰して強いパンチを叩き込んでいるので、自分の“倒す力”というものをしっかり認識して試合をしている。それに彼は打撃のKO勝利が多いですが、もともとは黒帯を持っている柔術ベースの選手です。だから、もし組みの展開になっても“そこからも攻めることができるぞ”という自信を持ちつつ試合をしているのも大きい」

(写真左)イズラエル・アデサニヤ
(写真左)イズラエル・アデサニヤ写真:Getty Images


――組まれることを恐れずにインファイトにいけると。

「そうですね。じゃないと、あれだけ距離を潰せませんから。それに対してアデサニヤは逆で、自分の距離で試合を進めたいタイプ。しっかり“結界”を張って、相手を中に入れない技術が高いのと、あとはロバート・ウィテカーとのミドル級王座統一戦のように、“ここから強い打撃は打てないだろう”というような体勢からでも、相手をKOできるくらいの強い打撃が打てる選手なので。相手が下手に踏み込んでいけないというところがあるんですよね」

――ではこの試合のポイントは、シンプルに言えば、コスタはいかに距離を潰してインファイトに持ち込めるか。逆にアデサニヤは、いかに中に入れさせずに自分の距離で戦えるか、ということになりますか。

「そうなるでしょうね。で、アデサニヤとコスタの両方が対戦しているヨエル・ロメロ戦というのが、それを考えるひとつの材料になると思うんですよ」

下に続きます
「生中継!UFC‐究極格闘技‐ UFC253 Wタイトルマッチ!ミドル級アデサニヤ&ライトヘビー級王座決定戦」
9月27日(水)朝11:00
WOWOWライブにて放送
(WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信)

10月20日(火)昼5:00
WOWOWライブにてリピート放送
(WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信)

【対戦カード】
ミドル級タイトルマッチ/イズラエル・アデサニヤ vs パウロ・コスタ
ライトヘビー級王座決定戦/ドミニク・レイエス vs ヤン・ブラホヴィッチ

【出演】
解説:高阪剛、堀江ガンツ
実況:高柳謙一(※「高」は正しくは「はしご高」)

【番組サイト】
www.wowow.co.jp/sports/ufc/

画像一覧
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  • (写真左より)イズラエル・アデサニヤ、パウロ・コスタ、ドミニク・レイエス、ヤン・ブラホヴィッチ
  • (写真左)イズラエル・アデサニヤ
  • (写真左)パウロ・コスタ

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