映画「小さなバイキング ビッケ」声の主演・伊藤沙莉インタビュー「エゴサーチは10歳のときからやっています」
「『この人が出てると見ちゃう』と言われるのはうれしいです」
――仕事上だけでなく、一般の方からの視線も変化しているのでは? エゴサーチ歴が長いそうですが。
「ベテランです。エゴサーチは10歳からやっていますから。16年目です。芸歴と変わりませんね(笑)」
――最近では昔の掲示板などでの言葉だけでなく、SNSでやりとりもできます。一般の方の反応で、プラスに感じていることは?
「いい意見にしても悪い意見にしても、最近は、知っていてくれているというのがすごく有難いです。たとえば『嫌い』と書かれたとしても、そういう感情を抱いてくれてありがとうと思います。知られていないよりうれしい。なんなら『誰?』と書いてあったとしても、何かの記事を読んでくれたのかな、気に留めてくれたのね。ありがとうと思います」
――マイナスな意見に傷つくことは?
「もう傷つかないです。それに関してはもう鉄ですから」
――さすがベテランですね。最近、うれしかった言葉は?
「『この人が出てると見ちゃう』と言われるのはうれしいですね。目指していた部分でもあるので。たとえばビッケにしても、『伊藤沙莉がやるんだ。なら見てみようかな』とか、そういうご意見を見つけたときには、『いえーい!』とうれしくなります(笑)」
――このところは、お芝居だけでなく、それこそ声が好きとか、かわいいと言った意見も増えているかと。
「あ、ありがとうございます……。優しいお耳と眼球の持ち主ですね」
――(笑)。ご自身でも最近、私かわいいなとか思いませんか?
「ええ! 思ったことないですよ! 鏡が大っ嫌いなんです。今でも。最近は家にいることも多くて、仕事柄鏡も見なきゃいけないのですが、全然見ないから太っちゃいました(苦笑)。ほんと見ないです。テレビを消して暗くなった瞬間に、自分の顔が映ったりすると、『うわ!最悪!』って思っちゃいます」
――えー、ステキですけど。話は変わりますが、ビッケは鼻をこするクセがあります。伊藤さんには何かクセはありますか?
「口のなかをもごもごしちゃいます。余分な肉を噛んじゃうんですよ。昔からのクセで。考え事をしているときにやっちゃいます。親いわく、気に入らないことがあるときにやっているらしいんです。『ガムを食べるな』と注意されることがあるのですが、食べてないんです」
――(苦笑)。
「書けないかな(笑)。あとは笑う時に口に手を当てることはよくしますね。これなら大丈夫かな(笑)」
■映画「小さなバイキングビッケ」HP
https://vic-movie.com/
監督:エリック・カズ 「Vic the Viking」(TVシリーズ)
アニメーター:ティモ・ベルク 「SING/シング」「ペット」「怪盗グルーのミニオン大脱走」
出演:伊藤沙莉(ビッケ)、三宅健太(ハルバル)、前野智昭(レイフ)、和多田美咲(イルビ)、
田坂浩樹(スベン)、前田雄(ウローブ)、鷲見昂大(ファクセ)、白井悠介(ゴルム)、
神尾晋一郎(ウルメ)、長瀬ユウ(スノーレ)、坂田将吾(チューレ)、矢尾幸子(イルバ)、
野津山幸宏(ソー)
原題 Vic the Viking and the Magic Sword
2019年/ドイツ、フランス、ベルギー/82分/英語/シネスコ
©2019 Studio 100 Animation – Studio 100 Media GmbH – Belvision
配給:イオンエンターテイメント、AMGエンタテインメント