舞台「あゝ、荒野」会見で、嵐・松本潤「メンバーの一斉観劇はNG !」
嵐の松本潤が主演を務める舞台「あゝ、荒野」の製作発表記者会見が、9月7日に都内で行われ、会場には、主演の松本潤をはじめ、小出恵介、勝村政信、黒木華、演出家の蜷川幸雄が登壇した。
同作は、'66年に寺山修司が初めて手掛けた長編小説を戯曲化した舞台。ネオンの荒野“新宿”で二人の男性、新宿新次(松本)とバリカン(小出)がボクシングによって魂を通わせていく姿を描く。新次をボクシング界に導く元ボクサーを勝村、新次の前に現れる奔放な女性・芳子を黒木が演じる。
演出を手掛けた蜷川は、「今、売れまくっている松本くんがどういう演技をするのか楽しみです。今回は、少し大きめの会場なので、“ああいう大きい会場はジャニーさんの方が演出はうまいよな~”なんて思いながら、新しい演出が思い付くと良いなあ、と思案しています」と心中を明かした。
また、松本は「どうなるのか現時点では全く見えておらず、どんな“旅”になるのかな、と楽しみにしております」と目前に控えた稽古スタートを心待ちにしている様子。続いて、小出は「寺山さんの作品は、高校生の時に読んで心が救われたことがあったんですが、その寺山さんの言葉が、見に来ていただいた方の記憶に痛烈に残る作品にしたいです」と力熱く意気込んだ。
また、今回ボクサー役を演じる松本と小出は、出演が決まった数カ月前からボクシングのトレーニングを開始し、体を作っているよう。トレーニングについて小出は、「こういう機会でもないと、体はたるむ一方なので良いタイミングでした。オイルを塗ると良いラインが出るようになりました(笑)」と笑いを誘い、すかさず松本から「それ、家で塗ってんの!?」と疑問の声が投げかけられる一幕も。
最後に、舞台出演に対する嵐のメンバーの反応を問われた松本は「(ほかのメンバーが)“4人で一斉に行こうか!”と言っていたので、“それだけは止めてくれ”と言っておきました。客席でワイワイしそうなので、彼らは(笑)。ただ、今グループとしていろんなことをやらせていただいている中で、一カ月ちょっとの間、1つの作品と向き合う姿を、メンバーはずっと横にいて見ていてくれると思います」とうれしげに語った。
埼玉公演
10月29日(土)~11月6日(日)
※11月1日~3日は休演
埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
東京公演
11月13日(日)~12月2日(金)
※11月15、16、22、23、28~30日は休演
東京・青山劇場
S席10,500円、A席9500円(東京・埼玉共通)