向井理が母校・明治大学の後輩にカンボジア講義! なぜか安住紳一郎アナが乱入!?
9月27日(金)から公開される「僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.」のプレミア試写会が9月7日、都内にて行われ、出演者の向井理、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝、村川絵梨と、原作者の葉田甲太氏が登壇。また、同作の主題歌を担当するRAM WIREがスペシャルライブを披露した。
同作は、医大に通う甲太(向井)がサークル仲間の本田(松坂)らと、”カンボジアに学校を建てる”という目標に向かう中で、それぞれの生き方や恋愛、将来に悩む姿を描く。また、カンボジアの地雷問題、AIDS問題、貧困などをリアルに映し出した実話をもとにしたストーリーである。
向井は「カンボジアにいたときより、日本に帰ってきてからの方がショックが多かった。帰ってきてから日本の風景も変わって見えて、当たり前なことが当たり前ではないと思えるようになった」と語り、続けて松坂も「人生で初海外ということもあって、受けた衝撃はとても大きかった。この映画を通して、行動することに意味があると気付かされた」と、自身の価値観の変化を述べた。
また、芝山役を演じた柄本は「日本は恵まれていて、生活もしやすいし、それに慣れてしまっているけど、カンボジアに行って生活してみたら、カンボジアの人にとっては今ある生活が普通なことなんだなって。だから、日本が満たされているからって、カンボジアがどうだってことではないのかな」とカンボジアに対する考えを語った。一方、矢野役を演じた窪田は「映画を見て何かを感じて欲しいとは思うけど、何かを押しつけることでは決してないと思う。僕はカンボジアに行って、明日が来るってことへの幸せを感じることができました」と語り、かおり役を演じた村川も「完成した映画を見て、映像を通してリアルに伝わっているなと思いました。だから、カンボジアに行ったことがない人も、カンボジアのことが理解できる映画だと思います」と、映画に対する思いを語った。
会場には明治大学の現役大学生が招待されていて、出演者との質疑応答が行われた。「明治大学卒業生といえば最近は、向井さんか長友(佑都)選手だから、僕は向井さんの顔になりたい」という生徒からの相談に対して、向井は「僕のどこが良いんですかね? そのままが一番良いと思いますよ」と謙遜(けんそん)する一面も。
そして、なぜか会場には、大学生に紛れてTBSアナウンサーの安住紳一郎が乱入。安住は「私は15年前に文学部を卒業しました。明治大学といえば向井さんか長友選手と言っていましたが、是非私の名前も忘れないでいただきたい」とアピールし、「カンボジアのことをドキュメンタリーや報道番組で数多く伝えてきましたが、芝居とは思えない演技にメッセージを感じて、等身大の若者らしい演技にも感銘を受けました」と作品の感想を述べた。試写会の前まで向井と「ぴったんこカン・カン」(毎週金曜夜7:56~TBS系)のロケを行っていたとのこと。
最後に、向井は「”カンボジアに学校を建てよう”というメッセージだけの映画にはしたくなくて、それぞれ置かれている環境によって感じ方が変わる映画になったと思う。公開まではまだ時間があって、それまで僕たちはさまざまなプロモーション活動をしていくので僕たちの映画なのですが、映画が公開されれば見てくれた皆さんの映画になるので、そこからもっと良い映画になっていくかは皆さん次第だと思います」とファンへメッセージを送った。
9月27日(金)全国ロードショー