夢の豪華寝台列車「オリエント急行」 開通を目指した若きベルギー人実業家の挑戦に迫る
10月14日(水)に放送される「BS世界のドキュメンタリー」(毎週月~水曜夜0:00-0:43、NHK BS1)は、豪華寝台列車「オリエント急行」の歴史と魅力に迫る。
最先端の技術、ぜいたくを極めた内装、美食家をうならせる食事。かつてパリからイスタンブールまで走っていた豪華寝台列車・オリエント急行は旅行の概念を変え、貴族や富裕層を魅了した。
1883年にオリエント急行を開通させたのは、若きベルギー人実業家・ジョルジュ・ナゲルマケールス。当初は投資する銀行や企業がほとんどない中、さまざまな困難を経ていくつもの国境を越える許可を取り付け、夢を実現させた。そんなナゲルマケールスには、長旅が「苦しみ」だった時代に、それを「楽しみ」に変えたいという願いがあったという。
番組では、ドキュメントドラマをベースに資料映像や専門家インタビューをちりばめ、客を楽しませるサプライズやハプニングの連続だったヨーロッパ縦断開通記念の旅を再現、旅の概念を変えた寝台列車の魅力を届ける。