「ドクター・デスの遺産」の“ドクター・デス”を「羊たちの沈黙」レクター博士や「セブン」ジョン・ドゥと比較
綾野剛主演による映画「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」が11月13日(金)が公開。同作の連続猟奇殺人犯“ドクター・デス”は、安楽死という手口を使用し遺族からも感謝されるなど、過去にさまざまな映画に登場した猟奇殺人犯と比較しても一線を画している。
「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」は、「このミステリーがすごい!」大賞受賞作「さよならドビュッシー」で2010年1月にデビューし、2020年にデビュー10周年で映像化が続く人気作家・中山七里のクライム・サスペンス小説「ドクター・デスの遺産」を実写化した作品。
警視庁捜査一課の検挙率No.1を誇る敏腕刑事・犬養隼人(綾野)、犬養のバディである捜査一課の頭脳派No.1の冷静沈着な女性刑事・高千穂明日香(北川景子)と、安楽死を手口に次々と殺人を繰り広げる連続猟奇殺人犯“ドクター・デス”の息もつかせぬ攻防戦をスリリングに描き出していく。
共演には、前野朋哉、青山美郷、石黒賢ら実力派俳優たち。そして、監督は「神様のカルテ」(2011、2014年)シリーズやインターネットドラマ「チェイス 第1章」(2017年)など、人間ドラマからサスペンスまで幅広い作品で手腕を発揮してきた深川栄洋が務める。
これまで、猟奇殺人犯が登場する作品は過去にも国内外問わず多く製作され、映画史に残る凶悪犯が多く誕生。その代表は「羊たちの沈黙」(1991年)のレクター博士だろう。
レクター博士の常軌を逸する考え方や奇妙な行動は多くの人を引き込んで魅了し、公開から30年たった今でも映画史に残る猟奇殺人犯として人気を誇る。
そして、キリスト教の「七つの大罪」をモチーフとした猟奇殺人事件の犯人ジョン・ドゥと、それを追う2人の刑事を描いた「セブン」(1995年)は、あまりにも残酷で衝撃的なラストが話題となり、サスペンス映画の最高傑作とも称されるほどの作品。
このように映画史に名を刻む猟奇殺人鬼が多く輩出されてきたが、日本映画にも数多くの猟奇殺人犯がこれまでに登場し、恐怖の象徴としてスクリーンに名を刻んできた。
そこで、レクター博士やジョン・ドゥに加え、「悪の教典」(2012年)の蓮実聖司、「ヒメアノ~ル」(2016年)の森田正一、「ミュージアム」(2016年)のカエル男、「見えない目撃者」(2020年)の日下部翔ら、猟奇殺人犯を紹介していく。
11月13日(金)全国ロードショー
<スタッフ>
原作:中山七里「ドクター・デスの遺産」(角川文庫/KADOKAWA)
監督:深川栄洋 主題歌:[Alexandros] 「Beast」(UNIVERSAL J / RX-RECORDS)
<キャスト>
綾野剛、北川景子、岡田健史、
前野朋哉、青山美郷、石黒賢
【HP】 doctordeathmovie.jp
【Twitter】@doctordeath1113