<Aぇ! group>6人全員出演の新番組が決定!月に一作、一度きりの舞台を“裏側”まで放送
草間「原点に近いもの、より進化したものを見せていけるように」
――初回収録を終えた感想は?
正門:最初にこのお話を聞いたときは、「どういうふうに放送するんやろ?」と思ったのと同時に、「すごいことをしてるんじゃないか」というのがすでに伝わってきました。前例のない斬新な切り口の番組ですが、何より僕らが楽しんで舞台をできたことが伝わればうれしいなと思いました。
末澤:ホッとしました、一発勝負という形で1公演しかない舞台だったので、プレッシャーもありましたけど、稽古日数が少ない中でも演出家の皆さんと作り上げた舞台ができたことがうれしかったです。みんなが楽しめたのもよかったなと思いました。
草間:もともと僕たちはグループになる前から、松竹座で舞台をさせてもらっていたので、原点が舞台だと思うんです。その姿を見るより先に、テレビで僕らを知ってくださっている方々に、原点に近いもの、より進化したものを見せていけるように、頑張っていきたいと思いました。
小島:この舞台の最後の方で、マダムが階段の奥へ消えていく場面があるんですが、リハーサルではただただ面白おかしく「マダム!ありがとうございました!」という気持ちで演じてたんですが、今日、そのシーンを演じたときは「これで終わるのか」と思うとマダムの背中がめちゃめちゃ切なく感じました。こんなふうにこれから1カ月ごとに出会いと別れを繰り返していくんだなと思って。リハーサルから本番で、一番僕の心情が変わったところでした。
福本:直接お客さんはいなかったんですが、別室で舞台を見てくださっていた方たちが寄席かと思うくらい大爆笑だったとスタッフさんから聞きました。オンエアはまだですが、若干手応えを感じているので、これを毎月続けていけるように頑張りたいと思っています。
佐野:僕もマダムが帰っていくタイミングで「もう、終わっちゃうんや」っていう気持ちと「次が始まるんや」っていう気持ちの両方で、変な感覚になりました。稽古が始まって1カ月、すごい密度の濃い時間だったので、これが毎月続いていったら、6人がもっと成長していくんじゃないかなと思いました。
――今後、挑戦してみたい役柄は?
正門:特に“こういう役”って熱望しているものは正直ないんです。と言うのもいろんな劇団の方といろんな組み合わせでできることを思い切り楽しみたいなと思っているので。今から出会う人たちとの舞台を意欲的に取り組んでいきたいと思っています。
末澤:今まで外部の舞台では少年や青年の役が多かったので、めちゃめちゃ暗いキャラやボソボソしゃべるような役、殺人鬼くらい振り切ってるような役とかやってみたいですね。
草間:僕、普通の役ってあんまりやったことなくて、神様とか長老とかちょっと、ひと癖ある役が多いんです。使い方が難しいのかなって思うところもあるので、劇団さんによってどう調理されるんやろ? っていうのがすごい楽しみです。逆に全然目立たない役とか、ミステリーで一発目に殺される役とか、それで違う格好でまた出てくるとか、そういう役をやってみたいです。
小島:これまで“小島健”のイメージの舞台が多くて。だからこの番組で新しい可能性を広げたいので、たくさんの役柄を試したいです。ヨーロッパ企画さんでは“ケンカをして怒る人”を演じましたが、これからいろんな感情を勉強していきたいです。
福本:たとえば芸能界とはまったく違う日常の中のサラリーマンやアルバイトをしている人を演じてみたいです。あとは、犯罪に手を染めてしまったダークな役もやってみたい。いろいろジャンルにかかわらず挑戦していきたい気持ちが強いです。
佐野:何をやっても“佐野晶哉”になっちゃうんです。この6人でお芝居したら女装しても、コスプレしても(笑)。だからサイコパスとか「そんなこともできるんや」って言ってもらえるような役に挑戦していきたいです。