ドラクエは人生の教科書!! 麒麟が「ドラクエ展」を猛アピール!
「誕生25周年記念ドラゴンクエスト展」が、10月8日(土)から12月4日(日)まで東京・六本木の六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーで開催される。一般公開を前に、10月7日に開会式が催され、ゲームデザイナー・堀井雄二氏、麒麟(川島明、田村裕)が登場した。
同展は、スクウェア・エニックスの人気テレビゲームシリーズ「ドラゴンクエスト」シリーズの誕生25周年を記念すると同時に、テレビゲーム史上初の本格的展覧会となっている。また、展示物は同シリーズが創り出した世界観や手法、その社会意義について豊富な資料とともに紹介している。
ドラゴンクエストシリーズの生みの親・堀井氏は「最初は10人ぐらいで作り始めた物が、こんなに長くみんなに愛されるとは感謝の気持ちでいっぱい」と感無量の様子。見どころを「すぎやま(こういち)先生の楽譜だったり、鳥山(明)先生の原画があったり、懐かしい。僕も資料を出したんですけど、結構、恥ずかしい資料も出しています」と語り、最後に「自分が勇者だったころを思い出してもらえたらうれしいです」と語った。
一方、同展の公式サポーター・麒麟だが、川島は「小学校のときの初めてのロール・プレイングゲームでしたから。ゲームの素晴らしさを教えてもらった。人生の教科書でございます」と振り返る。相方の田村も「数々の冒険を経験できて勇気が湧いた。この勇気がなかったら公園生活は耐えられなかったかもしれない」と語り、会場を笑わせた。また、会場内にある竜王の城では「ドラゴンクエストⅠ」のラスボス・竜王と戦えるとあり、川島は「想像を超えたギミック。めっちゃ金掛かってる」と紹介した。二人は鳥山氏の原画が生で見られたことに大喜びだったようで、最後に川島は「僕ら世代の大人の方が喜ぶと思います。自然とテンションが上がる仕掛けがいっぱいで、本当にお金が掛かっている(笑)。貴重な資料もたくさんあって、ドラクエが本当に丁寧に作られた物だと分かると思います」とアピールした。田村は「家族で来てもらって、奥さんをドラクエの世界に引き込むのがいい。25年続く理由とか、いろんな物が垣間見れる。ドラクエ好きは単純にドラクエの世界に浸って楽しめるし、いろんな刺激がもらえる。『こうやって物作りすんねや』とか『こういうアイデア面白いな』とか、これからの人生に生きるようなヒントがたくさん隠されている素晴らしい展示会です」と締めくくった。
10月8日(土)-12月4日(日)
森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)で開催
入館料/一般:1800円、学生(高・大生):1300円、4歳から中学生:800円
※展望台・森美術館入館料を含む