事務所移籍の遠藤久美子「震災で一度人生を区切りなおそうと思った」
11月18日(金)にフジテレビより放送される金曜プレステージ「浅見光彦シリーズ42 悪魔の種子」(夜9.00-10.52)に出演する中村俊介、遠藤久美子が11月9日都内にて取材に応じ、ドラマにかける意気込みなどを語った。
撮影は、ことしの9月上旬、岩手県などの東日本大震災の被災地で行われ、東北復興への思いをこめたと語る中村と遠藤。中村は「本当に東北でドラマの撮影ができたというのが一番うれしかった! 撮影に行く前は不安もありましたけど、行ってみて安心しました」と笑顔で撮影当時を振り返った。また遠藤も食事がおいしかったと語り、「体、重たいなって思っていたら、体重計3キロくらい増えちゃいました(笑)。ドラマを通して、東北元気だよってアピールしたい」とコメントした。
東日本大震災は、2人の役者人生にとって大きな契機になったという。遠藤は「地震で、いつ奪われるか分からない命の大切さを感じ、一度人生を区切り直そうと思って、事務所を辞めました」と思いの強さを明かす。さらには「12月から縁あって違う事務所に所属させていただきます。これから気を引き締めて、震災で背負ったなにかを伝えていきたい」と決意を固めていた。
中村は「震災直後は都内で仕事をしていても、余震がきて…と本当につらい時期がありました。僕らの仕事は、震災のつらさを少しでも忘れさせられるもの。誰かの支えになれたら」と語り、東北の復興とともに、ドラマをアピールしていた。
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