走り方を研究!? 内野聖陽が堀部安兵衛役を熱演!
テレビ東京系で'12年1月2日(月)に放送される新春ワイド時代劇「忠臣蔵~その義その愛」の製作発表記者会見が11月24日、都内で行われ、出演者の内野聖陽、常盤貴子、市川染五郎、板谷由夏、萬田久子、橋爪功、舘ひろしが登壇した。
34作品目となる今作は、「忠臣蔵」の物語を四十七士の1人である堀部安兵衛の視点で、お家再興を第一義とする大石内蔵助との対決を軸に、脱落する者の悲哀や、さまざまな困難を乗り越えて本懐を遂げる武士たちの生き様を描く。
堀部安兵衛役を演じる内野は「安兵衛は、皆さんご存知の通り非常に大酒のみであり剣豪であるというイメージが先行しているんですが、今回私の演じる安兵衛というのは、それだけではなく、非常に筆マメで文人であったという切り口でも描いています。江戸の急進派のリーダーと言われていますが、リーダーとして、文人としての男像を求められていて非常に難しいです」と役柄の印象を明かす。また、役を演じるために「堀部安兵衛は、長屋住まいで江戸の庶民の中に溶け込んだ男なので、庶民性を出せるように工夫しております。あと、堀部安兵衛はなぜか走るシーンがたくさんあるので、走り方を研究しています(笑)」と心掛けていることも笑顔で明かした。
一方、安兵衛を支える妻・ほり役の常盤は「『四十七士がいるということは四十七人の“義”がある』と(番組統括プロデューサーの佐々木氏が)おっしゃっていましたが、それと共に四十七の生活があって、そこには“義”を貫こうとする男たちを支えようとする家族がいるんですよね。家族も“義”を貫こうとする男を支えるために、守るためにいろんな苦労をして、戦ってこの時代を生き抜こうとした。私はこの台本を読んでそういう部分があったということを知ったので、視聴者の皆様にもその部分を見ていただけたらと思っています」と見どころを語った。
また、大石内蔵助を演じる舘は「本当に前から(大石内蔵助を)演じたいと思っていたんです。でも演じてみると内野さんの“動”に対して、大石は“静”なので正座のシーンが多くて…正座の練習から始めました(笑)。とにかく日々やっているうちに、大石内蔵助という役の大きさに押し潰されそうになるというか、毎日すごくプレッシャーを感じていて、モニターで自分の芝居を見てもいつまで経っても大石内蔵助に見えないという…悲しい毎日です(笑)」と苦笑をもらした。
'12年1月2日(月)昼4.00-夜10.54 テレビ東京系