ドラマ「湯けむりスナイパー」が復活! 遠藤憲一「この作品と出会って演技スタイルが変わった」
'09年4月~6月にテレビ東京系で放送されたドラマ24「湯けむりスナイパー」が'12年1月6日(金)にスペシャルドラマとして復活。それを記念した記者会見が、12月1日、都内で行われ、出演者の遠藤憲一、伊藤裕子、でんでん、脚本・演出の大根仁氏が登場した。
「湯けむりスナイパー」は、「漫画サンデー」で連載中の原作・ひじかた憂峰氏、作画・松森正氏による同名漫画。元殺し屋が、過去をリセットしようと秘境の温泉宿・椿屋で働き、人々と触れ合っていく中で人間性を取り戻していく姿を描く。元殺し屋・源を遠藤、椿屋のおかみ・冴子を伊藤、椿屋の番頭・捨吉をでんでんが演じる。'09年4月にドラマ化されると、放送後から人気を博し、'10年1月にスペシャルドラマ化。さらに、'12年1月にもスペシャルドラマ化が決定した。
主演の遠藤は「この役と出会って、漫画も脚本も読みました。キャラクターには善あり、悪あり、コメディーあり、狂気あり、アクションあり、エロスあり、ナレーションありと、とにかく今まで自分が培ってきたことを全部注ぎ込める作品です。連ドラから3年くらいたってるんですけど、DVDになったり、地方のテレビ局でも放送されたりして、徐々にいろんな方から『面白い』という声を聞くようになりました。いつかもう1回やりたいなと思っていたので、実際にやることになって喜んでいます」と明かした。
おかみ役の伊藤は「本当にこの作品が大好きで、やりたいなって思っていたら大根さんから『やるよ』ってメールが来ることが多くて。それがどんどん続いていって、毎年できたらいいなと思っています」とコメント。
番頭を演じるでんでんは「僕の唯一のシリーズもので、また番頭役をやれるということで楽しみにしています。大根さんは厳しい方で、一字一句間違えると頭からやり直さなきゃいけないんです。それを考えると、今から気が重いですけど(笑)」と会場を沸かせた。
脚本・演出を務める大根氏は「'10年に連続ドラマの“モテキ”もやらせていただいたんですけど、テレビ東京さんから『モテキを映画化してほしい』と言われた時に、いくつか条件を出させていただいたんです。その中の1つが、湯けむりスナイパーをもう1度やらせてくれというものでした。それほど、この作品を大事にしていて、ライフワークのように思っております」と「モテキ」映画化に深くかかわっていることを明かした。
また、大根氏の演出について、遠藤は「すっごい事細かくて、全部が却下されるんですよね。とにかく大根さんの言うがままにやっていました。これほど言われるままにやったのは初めてだったんですけど、そこから自分の知らないものを引き出させてもらいましたね。大根さんに出会って、自分の演技スタイルも変わってきました。今までは、自分がやりやすいようにやっていたんだなっていうのを気付かされたんです。大根さんの世界についていって、新しい表現を引き出してもらうのが楽しみです」と絶賛していた。
さらに、'11年の春に出産を控える伊藤が「正直、私この作品に出られるのかなって不安だったんです。いろんな方のご配慮によって出させていただくことになりました。室内での撮影が多いので、おしとやかにやらせていただきたいと思います」と語ると、でんでんは「伊藤さんにご迷惑お掛けしないように、ミスを出さないよう頑張ります!」とアピールし締めくくった。
'12年1月6日(金)夜0.12-1.23 テレビ東京系で放送