豪華女優陣が集結! 満を持して舞台「8人の女たち」上演開始!
フランスで映画化されて話題になった名作「8人の女たち」が日本で舞台化されることになり、12月9日、都内にて公開舞台稽古が行なわれた。
本作は、フランスの作家・ロベール・トマ原作。2002年にフランスで、8人の女優の豪華絢爛な競演により映画化された。ベルリン国際映画祭では8人全員に銀熊賞を授与されるという快挙を成し遂げた作品。映画版に勝るとも劣らない、豪華女優陣が日本の舞台をにぎわす。浅野温子、荻野目慶子、加賀まりこ、大地真央、戸田恵子、マイコ、牧瀬里穂、南沢奈央が本気で挑む女たちの壮絶な生バトル。話題の舞台作品を数多く手がけている演出家・G2の演出も、今回の見どころ。
舞台はフランス。雪に閉ざされた大邸宅で、クリスマスの日の朝、主人のマルセルが背中を刺されて死んでいた。家にいるのはいずれも怪しい8人の女性たち。マルセルの妻のギャビー(大地)は夫の共同経営者と浮気をしているらしい。妹のピエレット(浅野)は元キャバレーのダンサーで、お金のトラブルを抱えていたようす。ギャビーの妹のオーギュスティーヌ(戸田)は、殺された義兄に好意を持っていた。清楚な長女シュゾン(マイコ)も、勝ち気な次女カトリーヌ(南沢)も、何か人に相談できない悩みを持っていた。美貌のメード、ルイーズ(牧瀬)は主人を誘惑した気配があり、長年使えてきたメードのマダム・シャネル(荻野目)は、マルセル家の秘密を知っている。犯人は誰なのか。疑心暗鬼を募らせていく8人は、互いの詮索を始め、やがてそれぞれの思惑や秘密が暴露されていく。
初日に向けて、出演している8名が意気込みを語った。「楽しいお稽古が終わり、これから楽しい本番を迎えられたらうれしいな、と思っております。終わってからも楽しかった舞台だと言ってもらえるよう頑張ります」(浅野)、「このスリリングな舞台、観てくださる皆様の秘密にもドキンとするような瞬間がたくさん生まれるよう、すてきなキャストの方々と共に頑張りたいと思います!」(荻野目)、「抽象的な空間に存在して、いかに生々しく演じれるか、一緒に稽古してきた7人を信じて精一杯やります」(加賀)、「幸せなだけの人生なんてない。この女8人も、皆何かしら不幸を抱えています。男に翻弄され、悩まされている女たちだけど、それでも、明日に向かって生きていく女たちの力強さと、一生懸命さを感じていただければ…と思っています」(大地)、「緊張感は不思議となく、8人の女たちのそれぞれのバトルを楽しみたい気持ちでいっぱいです。実際、楽しいです。お客様もぜひスリルを感じながら楽しんでください。きっと、いろんな女がいるな~と思いますよ(笑)」(戸田)、「“女性たちは美しくも、恐ろしい”。そして女性たちのさまざまなキャラクターを楽しんでいただけたらと思います。今は緊張の方が勝っていますが、私なりのシュゾンを演じられたら幸いです。初舞台、未知の世界を楽しみます」(マイコ)、「短い稽古期間でしたが、皆さんのおかげでここまでくることができました。最後まで楽しんでステージに立てたらと思います!」(牧瀬)、「稽古場で先輩方が直接アドバイスをしてくださったりして、私は一生の宝になる経験をしているなと実感しています。公演でも日々宝を増やせるよう、私は熱を注いで、大胆に一人の女を演じきりたいと思います。8人のこの作品に対する熱意の爆発をぜひ目の前で見ていただきたいです」(南沢)
12月9日(金)~25日(日)の間、東京・ル テアトル銀座を皮切りに、2012年1月には大阪、名古屋での上演も控えている。チケットはすべて完売しているが、12月23日(金)にはWOWOWでの生中継が決定している。
原作:ロベール・トマ
演出・上演台本:G2
出演:浅野温子 荻野目慶子 加賀まりこ 大地真央 戸田恵子 マイコ 牧瀬里穂 南沢奈央(五十音順)
■東京公演
2011年12月9日(金)~25日(日)
ル テアトル銀座 byPARCO
■大阪公演
2012年1月6日(金)~9日(月)
森ノ宮ピロティホール
■名古屋公演
2012年1月13日(金)~14日(土)
ウインクあいち
12月23日(金)昼5:30-夜9:00 WOWOWライブで生中継