小栗旬、月9制作発表後の個別インタビューで意気込みを語る
7月9日(月)スタートの月9ドラマ「リッチマン、プアウーマン」(毎週月曜 夜9:00-9:54 ※初回は夜9:00-10:09 フジテレビ系)の制作発表会見が、6月21日、東京・渋谷ヒカリエで行われ、会見後、小栗旬の個別インタビューが行われた。
同作品は、IT企業社長・日向徹と、就職難にあえぐ女性・澤木千尋の等身大でありながら、女性誰もが憧れるシンデレラストーリー。小栗は、趣味のようにやっていたサイト運営がいつの間にか金を生み、29歳にして億万長者となったIT企業社長・日向徹を演じる。性格は破綻しており、人嫌いで、寄ってくる人間はみな、自分の金目当てであると考えているキャラクター。
――今回の役どころは成功者ということですが、ご自身がイメージする成功者とは?
楽しく生きている人は、成功者なんじゃないかな。やりたいことをやって、人生を楽しんでる人は、自分なりの幸せを手に入れていると思うので、成功者だと思いますね。
――成功者になるには何が必要だと思いますか?
この役をやるにあたって、経営者の本を何冊か読んだんですが、共通して書かれていることがあって、みんな「今、自分が楽しいと思っていない仕事をしていると思うのならば、それは辞めた方がいい」って言ってるんです。だから、自分のやりたいことをやれるようにするということが大事なんだと思いますね。まぁ、それが難しいから大変なことになってるんだと思いますが(笑)。そんな中で、僕は自分のやりたい好きなことをやらせてもらえているので、幸せだなと思います。
――撮影エピソードを教えてください
撮影2日目から、(井浦)新さんと一緒に起業をするシーンを撮れたので、演じる上で、成功を手に入れる前の状態からスタートできて、彼との関係性を追って作っていけたのがありがたかったですね。新さんの温かい部分と、こちらが動いてから動いてくださるといったスタンスに「いい関係が生まれていきそうだな」という感じがしています。(石原)さとみちゃんとは、まだ一緒に歩いたくらいしか撮影していないんですが、役柄上、自分の中で「こいつとは絶対、仲良くならねぇ」って思いながら、芝居をしているんですが、ふとした瞬間の表情に「ちょっと、かわいいじゃないか…」って思ってしまったりする日向徹を楽しみながらできればいいですね(笑)
――監督の演出についてはいかがですか?
すごく的確な指示をくださるんです。監督の中に徹というキャラクターが明確にあるので、ディスカッションしながら徹を作っていける環境が既にできていることが、やってて面白いです。また、常に課題をくれるというか、「ここはこうしたいから、ちょっと考えて」とか「この笑顔は少し意味を持たせたいからこんな感じで」など、毎日“きょうの日向徹”を目の前にぶら下げてくれるのが楽しい。
――徹との共通点は?
徹と同じく、せっかちかもしれないですね。ただ、徹はどんどん発想が生まれてくるので前に進もうと前のめりになってますが、僕の場合、発想がないのに前のめりに進んで、気付いたらよく分からない場所に着いてることが多いですが(笑)
――衣装についてはいかがですか?
「最近着られていないダブルのスーツを着よう」ということで、新さんがブリティッシュ風の着こなしなのを受けて、「こちらはイタリア風にいこう!」といった感じです。また、こだわりが強いというキャラクターなので、ダブルのスーツをオーダーメードで3着作って、それを着回しているということにしています。これがダメになったら、また同じ物を作るといった感じですね。
小栗演じる性格の悪い億万長者の心境の変化にも注目が集まる。
7月9日(月)スタート
夜9:00-9:54 フジテレビ系
※初回15分拡大(夜9:00-10:09)