前代未聞の屋形船ジャックが発生! 「遺留捜査」で“最後の遺留品”が語り掛けるメッセージとは!?
上川隆也主演の刑事ドラマ「遺留捜査」(テレビ朝日系)が、9月6日(木)に最終回を迎える。“人情の街”東京・月島を舞台に、個性あふれる刑事たちが繰り広げてきたドラマの結末と、最終回の見どころをプロデューサーのコメントを交えて紹介する。
「遺留捜査」は、マイペースな刑事・糸村(上川)を中心とした月島中央署の刑事たちが月島周辺で起きるさまざまな事件を解決に導く刑事ドラマ。糸村は一見事件とは無関係そうな遺留品に着目し、その遺留品が残した“被害者の最後の声”を読み解くことで真相の解明へ繋げていく。'11年4月クールに放送された同作の第1シリーズは警視庁捜査一課が舞台だったが、今作からは所轄である月島中央署が舞台に。斉藤由貴、八嶋智人、岡田義徳、三宅裕司らキャストも前作から一変し、放送枠水曜夜9時から木曜夜9時に移して再始動した。第5話では主要キャストの田中哲司演じる長瀬刑事が殉職するなど、ハードボイルドな内容も話題を呼び、並み居る話題作を押しのけ、今クールの民放連続ドラマでは平均視聴率ベスト3をキープしている。
9月6日(木)放送の最終話では、月島中央署管轄内を運行中の屋形船に銃を持った男・長崎(瀬川亮)が乱入。客の一人・鈴木(平田満)にけがを負わせた上、客と従業員を人質に立てこもるという前代未聞の“屋形船ジャック”が発生。乗客の中には、証券会社の社員・真理(安藤玉恵)とランチお見合い中だった刑事・佐久間(八嶋)の姿もあった。そんな中、長崎は交渉相手に警視庁の刑事部長・高山(矢島健一)を指名し、2週間前に自殺として処理された「晴海陶器」の社員・紀子(春木みさよ)が他殺だったのではないかと主張し、再捜査を要求。指定した時刻までに真犯人を探して連れてこなければ、人質全員を殺すとの条件を突きつける。月島中央署のメンバーは慎重に再捜査を開始することに。紀子が自殺だという判断を下した渋谷北署へ足を運んだ糸村は、紀子の父・西田(笹野高史)がなぜか受け取りを拒んだという遺留品を見せてもらう。遺留品の中には、鞄の中に入っていたという江戸切子のおちょこが。紀子はなぜこんなものを持ち歩いていたのか、気になった糸村が独自に捜査を進め、やがて衝撃の真相にたどり着く…というストーリー。
三輪祐見子プロデューサーは最終回の見どころを「最終回らしく…ということでもないんですけど、かなり大掛かりの事件を所轄のあのメンバーで解決するというところが見どころです。上川さん演じる糸村は、今回“江戸切子”というグラスを遺留品として着目して、そこから被害者の無念を晴らすというか、伝えられなかった“最後の思い”を伝える。父と娘のかなり泣ける話になっているので、そこを見ていただければと思います」とアピールした。
9月6日(木)夜9:00-9:54
テレビ朝日系で放送