10月10日(水)にスタートする国民的刑事ドラマ「相棒season11」(テレビ朝日系)の制作発表記者会見が、10月2日に都内で行われ、水谷豊と成宮寛貴が登壇した。
同ドラマは、水谷演じる杉下右京が名推理で事件を解決に導く人気シリーズの第11弾。前作で特命係を卒業した神戸尊(及川光博)に代わる新相棒・甲斐享(成宮)がデビューする。香港を訪れた右京は、街中で出会った享(成宮)が何かを思い詰めているのを見て、興味を持って話し掛ける。やがて、帰国時の飛行機で2人は再会し、享が警察官だということが判明。2人は香港警察も踏み込めない難事件に立ち向かうことに。出演は、水谷、成宮のほか、鈴木杏樹、真飛聖、川原和久、大谷亮介、山中崇史、石坂浩二ら。
いよいよ、水谷&成宮版の相棒が幕を開けるが、水谷は「(足掛け12年ということで)やってもやってもまだ何かある、と思わされてしまうんですよね、『相棒』というのは。実はseason10で一区切りというか、season10まで続けばいいなと思いで向かっていたんですけど、さて、それが近づいてきたら相棒はまだやってないことがあるんじゃないか? まだ何か向かう世界があるんじゃないかとみんなが思い始めました。そして今回のseason11で新相棒を迎えることになり、このような新しい世界を展開していく。相棒ってどうなるんでしょうね?」と独特の優しい語り口調で、心境を語った。
また、新相棒となった成宮は独特の相棒ワールドへ踏み込んだ感想を「僕は'00年デビューなんですよ。相棒が始まったときにデビューしていて、ことし自分は30歳なんですけど、俳優として30歳を迎えて新しく何かを始めなきゃいけないんじゃないかなと思ったときに、『相棒』という国民的に愛されているドラマの話が来まして。そのタイミングで水谷豊さんという、僕が子供のころから見ている素晴らしい俳優さんと出会えて、自分は幸福だなと思います。それをどういう風に生かしていくかによって、これからの自分が作られていくんだなというのを思いましたので。もともと出来上がっている世界に自分が飛び込むので、すごく扉をノックするという感じがあったのですが、水谷さんがすごくチャーミングで(笑)。年齢的にはダブルスコアで、お父さんと言ってもおかしくないんですけど、現場で会うと“お兄ちゃん”みたいな感じで、目が合うと…ね(アイコンタクトで)。よく分からないリアクションをしてくれる。なので、すごく入りやすかったです」と、水谷の意外な一面を明かした。
今夏クランクインして順調に撮影が進んでいるが、水谷は新相棒・成宮とのコンビネーションについて「何かが合うんですよね。新相棒になると、ストーリー的にもこの2人がどうなっていくのか、キャラクター的にも2人はどうなのか、ぶつかっていくのか、さあどうなるんだろうっていう興味が一番にあると思うんですけど、今回やってみてそれ以前に、とても“何かが合う”んですよね。そこを見ている方は楽しんでくれるじゃないかなと思います」と、早くも相性バッチリな様子を感じさせた。
“新相棒”の幕開けとなる10月10日(水)放送の初回2時間SPの見どころを、成宮は「2人の出会いの地が香港ということで、出会いのシーンがまず面白くて、最初はあまりカイトくん(享のこと)は、右京さんのことを好いてない部分があって、そこからの展開を楽しんでもらえたらなと思います」とアピールした。
10月10日(水)スタート
毎週水曜 夜9:00-9:54
テレビ朝日系で放送
※初回は夜8:00-10:09の2時間SPで放送