槇原敬之がアイルランドの旅へ! 憧れの音楽のルーツを探す
TBSチャンネルでは、10月6日(土)に「世界癒しの旅シリーズ」の第3弾「槇原敬之 アイルランド音楽紀行」を放送。アイルランドの音楽に思いを寄せる槇原敬之が現地を訪れ、音楽はもちろん、文化や自然など、あらゆるアイルランドを感じ取る癒やしの旅番組だ。
同シリーズは各界の有名人が世界へ癒やしの旅に向かい、過去には藤原紀香、東儀秀樹らが出演。今回、槇原は憧れのアイルランドを旅先に選び、大自然と多くの遺跡を目にしつつ、伝統音楽や民族楽器に触れ、地元の人々と交流する。現地で多くの人たちと出会い、音楽にも直接触れた槇原は、旅を通してどのようなことを感じたのだろうか? そこで、番組放送に当たり、本人にアイルランドロケを振り返ってもらった。
――もともとアイルランドの音楽には興味があったのですか?
「以前ギタリストの方から、僕のある曲について、“アイリッシュ的な曲だね”と言われたことがあって、“あっ、これはアイリッシュなんだ(笑)”と思い、そこからのめり込んで聞くようになりました。アイルランドの音楽は、日本人ならば旋律的に引かれるものがあると思いますね」
――アイルランドの旅での思い出を聞かせてください。
「アイルランドは初めて行きましたが、しばらく他に行きたい所が思い浮かばないくらい大満足でした。地元の空気を肌で感じることで、アイルランドの独特な音楽が生まれる背景などが納得できたかと思います。現地の小学校にも行かせていただいたんですが、みんなとても素直な子供たちで、伝統楽器の“ティンホイッスル”や、ケルトの伝統的なダンスなどを教えてもらいました。僕もそこで1曲歌わせてもらったんですが、“あー、この人は歌手なんだ”と、その時に正体を分かってもらえました(笑)。また、アイルランドで最古のパブにも行き、そこでも“あなたシンガーでしょ。一緒に歌いましょう”と誘われ、一緒に歌ってきました。食べ物も最高においしかったです。お酒が全然駄目な僕でも、なぜか連日ギネスビールを飲んでしまいました(笑)」
――アイルランドの人たちはどのような方たちでしたか?
「初めて会う人を大切にする人たちで、“見知らぬ人はまだ出会ったことのない友人”という考え方で、会った人とはもう友達みたいに接してくれるんです。また、謙遜が美徳とされる国で、我を主張する人はあまりいないので、とても居心地が良かったです」
――日本に帰ってきて、楽曲作りに影響はありましたか?
「早速、1曲作ったんですよ。現状はのんびりしている曲に変わったかな。僕は単純なので影響されやすいんです(笑)。現地で買ったティンホイッスルも練習していますが、めちゃくちゃ難しいですね。そちらもいつか披露できればと」
――今回の旅を終えて感じたことを教えてください。
「何もなければ何もないでいいんじゃないかと思わせてくれるような旅でした。高級ブランド店もなく、普段の生活に必要なものだけがあり、でもそれでいいなと思わせてくれる所でしたね。その分、住んでいる人たちは何か満たされているのかな。“暗くなったら寝る”みたいな、自然と共生する感じがすてきで、住んでみたいなと思いました。テクノロジーキッズの僕がそう思うので、相当アイルランドの良さを感じることができたんだと思います。また、この番組では、僕がアイルランドに関係ない歌を随所で歌っています。“ここでこれ歌う?”と感じることもあるかと思いますが、どうか槇原を嫌いにならないでください(笑)」
10月6日(土)夜6:00-7:30
TBSチャンネル1にて放送