NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」ヒロイン杏は、 直接オファーで主役に抜てき!!
平成25年度後期連続テレビ小説「ごちそうさん」のヒロインが杏に決定し、11月12日、都内にて発表会見が行われた。
同作で杏は、人一倍食いしん坊で、食べてさえいれば幸せというヒロインの、卯野め以子(うの・めいこ)を演じる。チーフプロデューサーの岡本幸江氏は「東京生まれの江戸っ子で洋食屋で生まれ育ったヒロインが、大阪生まれの男に恋をして、大阪に嫁入りします。そこで家風の違いや家族の問題などを、おいしいご飯で解きほぐしながら、家族の絆を再生させ、やがて来る戦争、食べ物が無いような時代も、彼女の愛と、精一杯の真心で乗り越えて、力強い母として、一回りも二回りも大きくなっていくという女性の物語です。“食”を切り口にした女性の生き様を描かせていただきたい」とコメント。
また、脚本を手掛けるのは、これまでドラマ「JIN-仁-」('09、'11年)や「白夜行」('06年)、「世界の中心で、愛をさけぶ」('04年)などを手掛けてきた森下佳子氏で、今回、NHK側からの熱烈なラブコールで執筆が決まったと発表された。さらに、ヒロインの杏はオーディションで決まったのではなく、直接のオファーによって決定したことも発表された。「17、18歳の女学生から、成人をした子供を持つ40過ぎまで、お一人の方に演じていただくに当たって、実力・キャリアを兼ね備えた杏さんに、ぜひにということでお願いいたしました」と岡本チーフプロデューサーは、その真意を明かした。
杏は「今回このように大きな役を頂いて、大変光栄であるとともにすごく責任ある立場だなと感じていて、これから頑張っていきたいと思います。私は今までインタビューで『理想の女性像は』と聞かれた時に、必ずと言っていいほど、『明治から大正昭和の世を生きた女性たち』というふうに答えていました。明治の世の女性たちは古き良き伝統を持ちながら、全く新しい価値観、新しい風に吹かれながら強く生きてきた方々じゃないかと思っておりましたので、今回のヒロイン役がまさにその時代を生き抜いた女性ということに、すごくうれしく思っております」と喜びを口にした。続けて、「(ヒロインと)同じく東京出身ということで、大阪に行って、いろいろな新しい発見の中で、戸惑ったり、驚いたり、いろいろなことを一緒に追体験するんじゃないかなと思っております。卯野め以子役を通して全国の皆さんに、食を通した幸せや、誰かと共有する喜び幸せをお届けできたら」と意気込みを語った。
2013年9月30日(月)スタート(全150回)
NHK総合ほかにて放送