「私がこの舞台に立ってもいいのかな？」竹内由恵アナが「スーパーライブ」への思いを激白！
12月21日(金)に放送の音楽イベント「ミュージックステーション スーパーライブ2012」(テレビ朝日系)で、タモリと共に番組進行を担当する竹内由恵アナウンサーにインタビューを敢行。番組への思いや、ことしの見どころ、「Mステ」の魅力について余すところなく語ってもらった。
――「スーパーライブ」はことしで21年目。竹内さんが出られてからは5年目になりますが、やはり特別な存在ですか？
そうですね。1年間に活躍したアーティストが一堂に会する夢の舞台で、その場にいられるだけでものすごいパワーを感じられるので、やはり特別な存在です！
――そんなすごいライブを最初に“体験”した'08年、どう思いましたか？
「私がこの舞台に立ってもいいのかな？」と思いました(笑)。その場にいる中で私一人だけが凡人なので…。ステージからはみ出すくらい大勢のアーティストの皆さんが集まっていて、今この会場で何かが起きたら日本の音楽界にとって大打撃だなと(笑)。その場にいるだけで「恐縮ですっ！｣という雰囲気で、「スーパーライブ」は特に「私が上がっていいのかな？」という気持ちでやっています。
――レギュラーの「ミュージックステーション」も5年目になりますが、徐々に慣れてきましたか？
全然慣れないですね～。「ミュージックステーション」のために常に準備をしていて、具体的には水曜日に資料を整理したり、出演されるアーティストのことを調べたり、その方の音楽をじっくりと聞いたり。金曜日のために事前に準備をしないと、気持ち的に本番に臨めないというのは変わらないですね。(取材日が水曜日ということもあり)ちょうど先ほども個室にこもって一人で準備してきました(笑)。
――ちなみにどういった音楽を聴かれるのですか？
やはり「ミュージックステーション」に出演されることが多い方々の曲です。ちょうど今ハマって聞いているのが、Superflyさんの「force」や桑田佳祐さんがことし出されたベストアルバムです。
――なるほど、そんな桑田さんも出演されることしの出演者で注目されている方はいらっしゃいますか？
「スーパーライブ」って、B'zのお2人が出演されるのが毎年恒例だったと思うのですが、私が進行担当になってからは今回が初めてです。初めてスーパーライブで見ることができるので楽しみです！ またあの「バ～ン！」という特殊効果が出るんじゃないかなと楽しみにしています。ことしはどうなるのか予想もできないですけど、本当に久しぶりのスーパーライブなんです。それがすごく楽しみなのと、Mr.Childrenの皆さんも昔から大好きなので楽しみです。
――では、ほかの音楽番組とは違う「ミュージックステーション」の魅力はどんなところでしょうか？
アーティストの方が皆さんおっしゃるのは、生放送で歌うということが特別ということです。いま生放送の音楽番組ってあまりないと思うんです。アーティストの方は皆さんそれをおっしゃいますね。「生放送だから緊張する～！」ともおっしゃいます。本番直前まで歌詞カードを眺めて覚えてらっしゃいますから。それに音楽に重きを置いている番組というか、音楽を届けることを大事にしている番組だなと思います。
――その中で、竹内さんご自身が心掛けていることは何ですか？
生放送なので大御所の方もそうなんですが、音楽に集中されていて、トークで話すことを忘れちゃったりされることもあって。そこをフォローしたり、本番は夜8時からなのですが、朝の9時ごろからリハーサルで一組ずつお話を聞いていたりもして。そこでアーティストの方が話したことをなるべく分かりやすく視聴者へ届けるのが私の仕事なのかなと思っています。あとは「普通に音楽を楽しんでいればいいよ」と言われています(笑)。
――タモリさんとのコンビネーションというか、距離感は最初に比べると近づいてきたかなと思いますか？
最初はタイミングを合わせることも、「それでは参りましょう」ってタモリさんがおっしゃって、「ハイ」って阿吽(あうん)の呼吸で次に行くというのもできませんでした。ここでタモリさんがお話しされそうだなっていうのが、あまり分からなかったのですが、今は少し分かるようになってきたのと、アーティストの方の音楽を聴いた後に、「今のすごく良かったですね～」という話をできるようになったので、本当に本番中も音楽を一緒に楽しんで聞けているなあと思うようになりました。
――歴代の先輩方がサブキャスターをされておりましたが、先輩方と比べて自分の魅力はどこだと思いますか？
え～っ！(笑)。歴代の先輩方は本当に皆さんしっかりされていて、自分が一番しっかりしていないなあと思っています。それがコンプレックスで、うまくできないなあ…って。ほかの先輩方はすごくテキパキできていたのに、いつまで経ってもうまくならないなと。だから過去の自分のVTRを何度も見返して落ち込んだりしていました。でも、最近はもう「とにかく自然体で楽しもう！」という気持ちになれているので、“自然体”というところですね。先輩方ももちろん自然体だったのだと思いますが、私は特にそれを心掛けています！
――最後に、視聴者の方へメッセージと、ことしの見どころを教えてください。
ことし一年の音楽が一気に聴ける特番となっているので、ぜひ見て欲しいです。パワー、熱気に溢れていて、それを生放送でお伝えできると思うので、ことしの締めくくりに…と言いますか、クリスマス気分を盛り上げてほしいです！
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
12月21日(金)夜6:53-11:00
テレビ朝日系で放送
※一部地域では放送時間が異なる
